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アイドル アンダーグラウンド
官能リレー小説 - その他

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アイドル アンダーグラウンド 5

その場所は理桜でもよく知っている。
しかし目的地は大型量販店や人気のメイドカフェのあるメインストリートからちょっと離れた裏通り。
しかもイベントスペースは地下。

(こんなところでやるんだ)

「社長、着きました」
「おはよう薫さん、みんなも揃ってるわね」
すでに現場にいた麗奈は初めて会った時とは違い、ラフな格好。

「カオルちゃん早くっ!」
「今日の衣装なんだけど〜」
奥から薫を呼ぶ声。
姿を現したのはポニーテールとツインテール、それだけでしか見分けのつかない瓜二つの少女。

ポニーテールの愛衣とツインテールの舞衣の加賀美姉妹。薫の後ろの若葉と優奈そして、理桜に気がつく。
「「ワカちん、ユウちん、おはよー。リオちんだよね?よろよろ〜」」
見事なハモリで挨拶をすると理桜に握手を求める。

「天野理桜です。よろしくお願いします!」

「みんな挨拶終わったわね、あまり時間に余裕もないからサクッと準備しちゃってね」

薫はそれぞれに衣装の入った紙袋を渡す。

「理桜ちゃんは初めてだから社長が手伝ってくれるからアッチね」

「は、はい」

理桜は紙袋を受け取ると麗奈の元へ小走りで向かう。

「それじゃ着替えましょ」

麗奈はなれた手つきで理桜を裸にする。

「理桜ちゃんしっかり課題頑張ったのね」本人ですら気がついていなかったがポージングのトレーニングで僅かにだが体型が変化したことに麗奈は気づくと理桜の頭を撫でて誉める。

「パンチラ目当てのお客さんもいるから下着も衣装なのよ」

麗奈に渡されたショーツはかなりのローライズで未処理のままだと土手の上の毛が出てしまっただろう。


「それに理桜ちゃんはオッパイも大きめだから小さめの下着で下乳もアピールね」

理桜の名前から麗奈が決めたイメージカラーもピンクの下着。下着と言ってはいるけれど、先週事務所で着た水着より布の面積が小さい。さすがに不安になり周りを見回すがみんなも同じような過激な下着姿だった。

「これで出るんですか?」

理桜は不安になり麗奈に訪ねる。

「安心してこのままでステージには行かないわよ」

下着の上には改造セーラー服。少し気を抜けばすぐにパンツが出てしまいそうな超ミニスカートに上もかなり裾上げしてありおへそがチラチラ。正直コスプレ感がスゴイが自分用に作られた衣装だと思うとなんだかんだでうれしいものだ。
着替えが終わると次はメイク。麗奈から薫に担当が変わり薫は慣れた手つきで5人のメイクを同時に進めていく。

「みんな若いからお肌キレイだしホントに簡単なメイクでいいから助かるわ」

メイクも終わりイベントの流れのミーティングが始まり、あれよあれよと開場の時間になった。
もともとカフェだったイベントスペースはそれほど広くはない。
しかし会場はそれなりに人が集まり盛り上がっていた。

「ちょっと緊張してきた…」
「大丈夫、リオちんリラックスして〜」
初めてのイベントに緊張する理桜を舞衣が気持ちを解そうとする。
「理桜ちゃん、頑張ろう」
「若葉さん…」
小柄で幼顔だが若葉は所属アイドルの中では最年長なのだ。

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