PiPi's World 投稿小説

アイドル アンダーグラウンド
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 25
 27
の最後へ

アイドル アンダーグラウンド 27

大盛況のうちに撮影会は終了。
デジタル写真集もあっという間に完売となった。

「凄かったね〜」
「いつも以上にドキドキしたかも!」
「優奈さん、大胆でした」
愛衣、舞衣、理桜が次々に言う。

「今日の優奈はいつもと違ったな…みんなの前で、恥ずかしかったよ…」
若葉は顔を赤らめた。

「まんざらでも無かったクセに…」

優奈はそう言うと若葉に近づきさらに続ける。

「だって若葉ちゃん、自分の事を後回しにするから…せっかくイメビ出るのに個人の事だからって言おうとしないから。だから、若葉ちゃんに興味持ってもらってネットで調べてもらえばイメビの情報も知ってもらえるかもって思って」
マイペースな優奈だが、優奈なりの若葉への友情からの行動だったようだ。
「優奈ちゃん…ありがとう。でも、前もって相談してね」
若葉もこの中では付き合いが長いもののいまいちキャラを掴みきれていなかった優奈が少し理解できた気がした。


実は、まだ若葉に連絡が出来ていなかったというより優奈が自力でネットで調べたのだが、若葉のイメージビデオの発売日が決まり。インストアイベントも決まっていた。

「少しでも早くってドタバタして連絡が遅くなっちゃったけど来週、若葉のDVDとBDがでるわ。おめでとう」

やり取りを聞いていた麗奈が少しばつが悪そうに報告する。 

「内容が攻めすぎで一般のお店がNGになってAVも扱うお店でのイベントだから未成年のみんなは参加できないから若葉一人だけど頑張りましょう」
「はい…頑張ります!」
麗奈からの報告を受け、若葉は照れながらも意気込んだ。
後ろでは優奈がちょっと残念そうな顔をしながら拍手を送っていた。

若葉単独で挑むのは自身のイメージDVD発売記念の握手会&サイン会。
アイドルの写真集やDVDを扱うお店…水着でのミニ撮影会も予定しているのだ。

そしてイベント当日、いつもの電気街の外れの方のビル。ぱっと見何の店なのか分からないが中にはいると女性アイドルの写真集やBD、DVDなどが並んでいる。これまで事務所主催の撮影会以外に仕事の無かった若葉にとってここが本当のデビューイベントの会場になる場所だ。

店内には若葉のイベントのポスターが貼ってあり、サンプル映像を流すためのモニターはすべて若葉のイメージDVDがジャックしている。

「ヨロシク頼むよ」パーマでモジャモジャの頭に無精ひげの男が若葉に声をかける。この店の店長の浅倉だ。

「よろしくお願いします。こんなによくしていただいてありがとうございます」若葉は返事と同時にお辞儀をする。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す