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アイドル アンダーグラウンド
官能リレー小説 - その他

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アイドル アンダーグラウンド 13

「はぁん!ぁぁん!んんっ!」若葉は絶頂を迎え小刻みに震えるとぐったりと崩れ落ちた。

「良いものを撮らせてもらったわ。ありがとう。落ちつくまでゆっくりとしてるといいわ」
ファリーナは若葉にタオルをかけてベッドの手すりにガウンをかける。
「そう言ってもらえると嬉しいです」
若葉は肩で息をしながら応える。

「今日は終わりだから焦らなくて良いからね」麗奈は理桜を連れて部屋をでる。「お疲れ様ね」ファリーナもアシスタントと部屋から出て行く。

30分後、目元を赤く腫らした若葉がリビングにやってきた。

「終わったと思ったら気が抜けて泣いちゃいました」若葉はそう言ってソファーに座る。

「デビュー作でここまで出来る娘はいないよ。若葉ちゃんはよく頑張った」ファリーナが労う。

「まだ明日もあるから、気抜かないでね。私達は撮ったもののチェックするからゆっくりしてな」
リビングのモニターに機材をつなぎVTRチェックの準備をする。ファリーナとアシスタント。


モニターにはきょう一日通して撮影された若葉の姿が映し出される。
「改めてみると、なんか恥ずかしいな」
「素敵でした」
理桜が若葉の隣に腰かけ、話しかける。
「理桜ちゃんにも見られたしね」
「まさか私がかかわれるなんて思わなかったです。若葉さんにもいろいろしちゃいましたし」
「理桜ちゃんは私よりかわいいから、きっともっとすごいのができそうな気がするんだ」

チェックも終わり自由時間になると若葉は二人きりで話がしたいと理桜を誘う。
別荘の外のテラスのベンチに二人で座ると若葉が話を始める。
「あのね、私最初は何となくだったんだ、だからDVDの話も最初は断っちゃったの、でもね優奈ちゃんがウチに入って、愛衣ちゃん、舞衣ちゃん、そして理桜ちゃんが入ってきて。先輩になってなんて事をしてしまったんだろうって思ったの。私がDVDのお仕事断ってなかったら、そのつながりで皆にも話が有ったかもって。私の意気地が無いことがみんなのチャンスを奪ってしまっているのかもって。そう思ったらもうガンバるしかない、何でもやるんだって。理桜ちゃんありがとね。みんながいるから頑張れるの」
若葉はすっかり暗くなった夜空を見上げる。

「さっきのオナニー、ビックリさせちゃったでしょ。お芝居の予定だったんだけどね…お芝居に自信なくって…結果残さなきゃって思ったら…しちゃってたの。我に返って自分でも恥ずかしくって泣いちゃった。」

「ビックリしましたけど、あの…キレイでした」

「ありがと、そう言ってもらえるんならガンバった甲斐あったよ」

若葉はうちに秘めた思いを理桜に聞いてもらい吹っ切れたようだった。

「明日も撮影あるからなぁ、頑張ろうっと」
「はい!」
「理桜ちゃんとはお仕事じゃなくて、プライベートで海とか水鉄砲遊びとかやりたいな」
「ふふ、そうですね」

みんなで夕食を食べ、明日に備えて若葉と理桜は同じ部屋で眠りについた。

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