欲望の対象 4
「ふあっ、あっ、あぁっ……あぁ、あんっ……!」
柊真の動きに呼応し亜優の膣壁が、ぐにぐにと肉棒を絞りあげる。
そこに絶頂の予兆である微痙攣も加わわり、柊真の射精欲求を限界まで刺激する。
「クッ……出すぞ…!」
ぱぁんっ、と高い音とともに腰を打ち付ける。
そして亀頭を膣奥に押し当てると柊真は熱く滾った白濁を亜優の体内に解き放った。
「ひゃああっ、ああ、あぁあああんっ……出てるっ……お、奥に当たってるぅ!あぁ、おちんちんっ……私の中でぴくぴく動いてるよぉっ……!」
びゅっ、びゅくん、びゅくっ……!
「あっ…ああぁ……こんな所で中出しされながらイッちゃったぁ……」
「こんなに気持ち良いなんて…癖に成りそうだな」
柊真は亜優の膣奥を突き上げ捕らえたまま、全てを出し切るかのように脈動と放出を繰り返す。
羞恥と快楽の荒波に揉まれた亜優は、ぶるぶると身体を震わせながら、柊真から解放されるその時まで、余韻を味わい続けるのであった。
プールの中は事が終わってしばらく経っても柊真と亜優の2人だけで、シーンと静まり返っていた。
「柊真さんってイベント運営とかプロダクションとかにツテがある人だったりするの?」
「まさか。ウチもそこそこ金はあるけどそんなとことは関わりはないよ」
「そっか…」
「知り合いならいるけどね。グラビアアイドルにでもなりたいのか?」
「今度の企画で、いい線行ったら、それも考えちゃうかな」
「それなら…」
亜優が柊真の手を握る。
「その前に、柊真さんのお部屋で、しよ。さっきのすごく激しくて、気持ちよかった」
「ああ…」
亜優に押されるまま、柊真は2人で部屋に向かうのだった。
着替えて女子更衣室から出てきた亜優の姿に、柊真はまたくらくらしそうになる。
真っ白なシャツに、黒の下着が完全に透けていた。
下は超ミニスカート。
健康的な肉付きの太腿がこれでもかと言わんばかりにアピールしてくる。
これは、部屋につくまで我慢できるか?
柊真は苦笑いして考えた。
「早く、柊真さんっ!」
「お、おう」
何とか欲望を押さえて距離を置いて部屋まで到着。
「わあっ、すっごい!私の部屋より豪華!!」
「そうかね?」
「柊真さんってやっぱりすごい人なんだ!」
「家がすごいだけだよ…」
少女のように瞳を輝かせる亜優に、柊真は少し照れ臭くなる。
この魅惑のボディを今すぐ抱きたいと思っていた自分が情けないような。