バニッシュ!! 6
いきなりの行動だったが、彼女達の厳粛な雰囲気の前に淳は動けなかった。
まず、アリシアが誓いの言葉を述べた。
「シスター・アリシア、これからは貴方をマスターとして、共に戦い、支え、求められればいつでもこの身をマスターたる淳に捧げる事を誓います」
「同じく、シスター・シャーリー、これからは貴方をマスターとして、共に戦い、支え、求められればいつでもこの身をマスターたる淳に捧げることを誓います」
そして、彼女達は淳の肉棒の先端に誓いの口づけをした。
厳かに、誓いの儀式が進む。
綺麗なお姉さん二人が淳の肉棒に誓いの口づけをしたことで、淳も勃起してしまう。
「うっ…」
「まあ…」
大切に捧げ持ってくれる彼女達の手の上で、淳の肉棒は前以上に大きく勃起し、亀頭が飛び出していた。
ファーザーこと譲の声が、淳の背後から聞こえる。
「彼女たちの誓いを受け入れてあげてくれ」
淳は緊張に唾をごくりと飲み込むと、頷いた。
「お二人の誓いを受け入れます。共に、戦いましょう」
やや声を上ずらせながらも、何とか言い切った。
アリシアとシャーリーの表情が、ぱあっと輝く。
「神よ、誓い合う彼らに貴方の祝福のあらんことを」
ファーザー譲がおごそかに告げる。
「あとは支配者たる証として、淳君、君は彼女達と心だけでなく体でも通じ合わねばならない」
「マイマスター、私達を、これで貫いて」
「私達のここに、マスターの肉棒を」
譲の言葉を受けて、アリッサとシャーリーが続けた。二人は片膝をついたまま、修道服の裾をめくり、自らの陰部を見せていた。宝石のついたピアスが輝いている。
それを見て淳はゴクリと唾を飲む。
いきり立った肉棒は痛みを感じるぐらい勃起する。
そんな淳を2人のシスターが微笑んで見る。
だが、淳は動けない。
気後れがあるからだ。
今まで以上に勃起して亀頭も少し露わになった肉棒だが、それはそうなっても淳の体格同様に華奢でひ弱だ。
まだ毛すら生えていないそこが同級生に比べて粗末なのは、やや彼のコンプレックスになりつつある。
亀頭も真っ赤で見た目が痛々しく、これが使い物になるのかさえ自分でも疑わしいぐらいだ。
「心配はいらない」
背中から譲の声がする。
「この2人は誓い合った瞬間から、君のモノしか感じる事は無い・・・例えどれだけ大かろうが上手かろうが、君だけしか彼女達に快楽を与えれなくなる」
そう言い譲は淳の背中を優しく押した。
「数年もすれば君もこの2人に鍛えられて、誰でも虜にできるさ」
そんな言葉にも後押しされて、淳はアリシアに抱きついてしまった。
それを受け止めるアリシア。
2人共、女性としては大柄なので小柄で華奢な淳を受け止めるのは容易い。
その時だった。なにかがどっと流れ込んできたのは。
淳はそれを儀式の演出かと思ったのだが、そうではなかったらしい。
入り込んできたのは巨大な触手の束で、既に何人かの少年が絡み付いて捕えられていた。歳は淳と同い年くらいで、どのペニスもやはり同じようにすっぽりと皮を被っているのが見える。