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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 81

邪神ガーバリムは海底ダンジョンによって封じられてしまった。何百年でも海底ダンジョンの結界が失われない限りは眠り続けるだろう。

「船内にも妙なやつが侵入してくるとなると、安心して寝てられねぇ。俺はこの船を離れて旅に出るが、二人とも一緒に行くか?」

ガルディアスの提案にシャロンとエミリーは同意して船を捨て、体洞の中を三人で歩いた。

ガルディアスは新種オークが外に脱出したのと同じように、外に目指して歩いている。しかし、ガルディアス自身が自覚しているわけではない。

「ぶよぶよして歩きにくいわね」

シャロンが地面を指で押すと、指がめり込み、しばらくすると元に戻った。薄暗い夕刻のような世界。ピンクの肉の大洞窟。
全体が淡く赤く発光していて闇ではないが薄明の世界を三人は歩いている。

途中で人のいない難破船を何隻も見かけた。三人はそこで休憩や眠りをとり歩き続けた。

目の前を触手の群れが穴をふさいでいて、どうみても進めないところがあった。
ふぎーっふぎーっ!
触手の群れに十数匹のオークが絡まれて、叫び声を上げながらあがいていた。

「豚がつかまってるよ」
「このまま歩いて行ったら、私たちも絡まれるかもしれないわね……」
「行くぞ!」
「ええええっ?」
「だ、大丈夫なの?」

ガルディアスが近づくと触手の群れは左右に分かれて、狭い道をつくる。
オークや他の船の遭難者も触手に絡まれている。そこの中の狭い道をシャロンとエミリーはガルディアスのそばから離れないように歩いていく。

シャロンとエミリーは涙目で黙り込んでいた。
ひたすらガルディアスの背中だけ見て歩いた。

触手の森に絡まれて吊るされている女性たちの姿は、無惨な姿である。オークどもは巨大な勃起に蛇が丸呑みするように、触手が勃起をくわえこんでいる。
絡まれて拘束されたオークどもはよだれを流し、腰をわずかに揺らして、弱々しい声でふごふごふごと鼻を鳴らしている。
強制的に射精させられている。
吊るされている女性たちは大の字で拘束されていて、蠢く触手に膣穴や肛門を犯されていた。
オークどもから奪った精液を女性たちに注入している。孕み腹の女性たちは、肛門だけを犯されていた。どの女性たちも恍惚とした表情である。

「……ああぁっ、産まれるっ、ハァ、ハァ、産みながらイクッ、イクッ、アアァァッ!!」


女性たちの股の間から、ぼたぼたと白い妖虫が落ちて触手を伝い、わらわらと這い上がる。
三人の足元にも妖虫が這ってきたが、ひたすら無視して踏みつけて歩く。

触手の森を抜けてしばらく歩くと、二人はこらえきれずに吐いた。ガルディアスは二人が落ち着くまで、煙草をくわえて待っていた。

(ひどすぎる……最悪だわ)
(あんなのは絶対に嫌すぎる……)

触手の森を抜けると、ガーバリムの口まで出るのはさほど時間はかからなかった。
ガルディアスは縦穴を見上げていた。垂直の壁を登るのは、断崖絶壁を登るより難しい。

新種オークどもは羽根で飛翔したが、三人は縦穴を登れない。

「しかたないな……」
「絶対に戻らない!」
「落ちても登るほうがまし!」

触手の森の光景はよほど衝撃的だったようだ。
三人がダンジョンの壁の隙間にナイフが刺されば、足場にできるのではないかと試している時だった。

上から降ってきて三人の前に着地したのは、ネコマタのキヨマサだった。

「オークもどきじゃないな」

ネコマタのキヨマサは三人を見ている。

「中がどうなってるか聞かせてくれるかね?」

シャロンは触手の森の光景を思い出して身震いした。ガルディアスがネコマタのキヨマサに返事をした。

「中は行かないほうがいいぞ。
……ぐちゃぐちゃだからな」

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