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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 1

「一緒に楽しみましょう……」

怯えている女盗賊に抱きついてキスをするのは、全裸の巨乳の美女。
ただし魔物で下半身は触手の群れ。
下半身は蛇の魔物ラミアを召喚するとき呪文と魔法陣を変えて淫魔と融合させた。
ダンジョンの奥にあるこの大広間しか活動できないのが欠点だけどな。
ダンジョンにはお宝が眠っているという噂を信じて侵入してきた女盗賊だろう。
キスが終わった時には魔物の触手に絡みつかれて、抵抗するために握ったナイフが床に落ちた。

「あ、あぁっ……」

改造淫魔ラミアの唾液を飲まされたらしい。
女盗賊の目の焦点は合っていない。
頬が紅潮して、息が乱れている。
ラミアのしなやかな指先が、防具の革のチョッキの紐をするするとほどいていく。
女盗賊のブーツの足首に触手がきつく巻きつく。
両手の手首をまとめて巻きついた触手で吊り上げられたのと同じように腕を上げさせられている。
両足の足首が左右に引かれて、前のめりにラミアの胸元に女盗賊が倒れ込む。
ラミアは女盗賊を抱きしめて、蛇の舌のような舌先で女盗賊の耳を舐めまわす。

「ひゃぅっ、んっ、あっ……」
「耳が気持ちいいのね、かわいい」

防具の締めつけがゆるめられ、触手の群れが女盗賊の衣服の中に侵入していく。
ラミアはあえて女盗賊の上半身を弄りまわす。
首筋を舐め、頬を撫で、舌を絡めるキスをする。
服の中の柔肌を触手が、何人もの手のように巧みに感じるところを確認するように弄りまわす。
ただし、乳首や乳房を避けて、背中や脇腹などのくすぐったさを感じる部分を狙う。


「あぁんっ!」
「ふふっ……背中はくすぐったいみたいね」

女盗賊の狩猟着の膝上までのスカートから健康的な太腿が露出している。
機敏さと手先の器用さが盗賊には必須で、重装備などは、機敏さを失わせてしまう。
ラミアの腰の上、触手の群れの根元に跨がらされている女盗賊の引きしまった尻や内腿に触手が蠢く感触が伝わってくる。
股間の部分には触れていないが、余計にそれが敏感な急所を女盗賊に意識させる。


「ああぁっ、体が熱いっ……あぁん」
「もっと気持ちよくしてほしい?」

飲まされた唾液の効果と触手愛撫で、柔肌はしっとりと汗ばみ、酔ったように火照っている。
敏感な女の急所である乳房や乳首、股間を弄られたら絶頂させられてしまうと気づいている。

「もう許して……」
「ねぇ、我慢できないの……あなたの血を頂戴」

ラミアが目を細めて微笑する口元に鋭い牙が見える。首筋にラミアが顔を近づけていく。
女盗賊はラミアの吐息が首筋をくすぐり、ぞくっとした寒気のような快感を感じた。

「待て、餌にするな!」
「御主人様ぁ……」

ラミアが不満げな声を上げて召喚した「御主人様」の方へ、女盗賊を抱きしめたまま、顔だけを向けた。魔物は召喚者と契約を結んでいる。
命令には絶対服従しなければならない。

「名前を言え。魔物の餌食になりたいか?」
「……フィル・エルニード」

魔物はまだ未練がましく女盗賊を抱きしめて離さない。名前を聞き出したので、契約の呪文を詠唱すると魔物は悲鳴を上げたが消滅する。
正確には消滅ではなく、女盗賊に契約の烙印として刻まれたのだが。
床の上に仰向けに放り出された女盗賊は、まだ、はぁ、はぁ、はぁと息が乱れて、起き上がることもできない。鼓動が高鳴り、柔肌はほんのりと色づいて、頭がぼんやりとしている。

「フィル・エルニード、僕が君の御主人様だ」
「……」

まだ淫魔の特殊能力、媚毒の唾液と蠱惑の吐息の効果で女盗賊フィルは唇をわずかに開いて、虚ろな目で契約させられた「御主人様」を見ていた。

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