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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 66

人魚は惚れた男には、性交する前に必ず一族の掟を説明する。
胎内に子種をもらったら、二度と会えなくなると。
もしくは一緒に死ぬか覚悟があるか、と。

「会えなくなるのはさみしいな。マリンさえよければ、一緒に来るか?」

ギルはマリンと性交しなかった。
一緒に死ぬつもりはない、おいらと一緒に生きろと海賊ギルはマリンに言った。

性交して膣内射精した男と胎内に精液を受け入れた人魚が禁忌を犯した罪で処刑されるのだと、海賊ギルは人魚の一族の掟について、まちがった解釈をした。

マリンは惚れたギルが一緒に死んでもいいと言うのなら、死ぬほど気持ちいい性交をギルにさせてあげたいと思う。
掟を破り、ギルと一緒にやりまくりながら死ぬ覚悟はできていた。

おいらと一緒に生きろと言われ、マリンはさらにギルに惚れてしまった。

マリンだって、生きていたい。
もちろん惚れたギルの子種を胎内にもらって、卵を産んでみたい気持ちもあった。
だが今は、惚れたギルを壊してしまいたくない気持ちが強い。
ギルのそばで、ずっと一緒にいたい。
もっとキスしたい。かわいがってもらいたい。

人魚と何度も性交すると、やった男は理性をしだいに失い最終的に廃人となる。一度なら廃人にならないが、人魚との性交にはまってしまう。そばに人魚がいればやったことのある男は自制心を失って、何度でも手を出す。

後日ネコマタのキヨマサは、人魚の掟について海賊ギルに質問されて教えた。

マリンは恋人のように、ギルの腕の中ですやすやと夢もみないでぐっすり眠った。

オークとの遭遇や、魚の下半身から人に戻れなくなった不安、かなり泣きじゃくったことの疲れ。
そして惚れているギルに愛撫した興奮、耳や尾ひれを愛撫されて絶頂したあとのまったりとした気だるさ。
生きるか死ぬかの選択の緊張、ギルの選択で生きることになった安堵。
マリンはギルの腕の中ですべてを惚れたギルにゆだねて眠ったのだった。

皇女ティアナは宴の途中で用意された自室で、全裸になるとベットで仰向けに寝そべって毛布を頭までかぶって眠ろうとしていた。
「発作」の前兆なんかじゃなく、酒に酔っただけだと自分に言い聞かせてみる。

もし「発作」だとしたら、それを相談できる相手は魔法使いの少年だけだ。
しかし、少年はネコマタのキヨマサと邪神ガーバリムについて今頃は話し合っているはずでティアナは、こんな時こそ自分がしっかりしなきゃと、邪神ガーバリムを見て怯えたことを反省して思っている。

ティアナは、ダンジョンで少年に出会ってから、頼りすぎている気がした。


「ティアナちゃんの……んー、おいしいっ」

眠っている間に、ベットの中に入ってきた誰かの声と、おっぱいをさわる……どころではなく、ちゅぱちゅぱと舐めたり吸ったりしている。

「ん、あっ……アンッ、だれですか?」
「ティアナちゃんのおっぱい、やわらかーい」

真っ暗な部屋の中、声でティアナはおっぱいを弄っているのが、誰かわかった。
ポチだ。

ポチとは旅に出てからずっと、ドラゴン型ではなく人型の夜はいつも一緒に寝ている。
でも、今夜のようにポチがさわってイタズラしてきたのは、初めてだ。

「ちょっと、ポチちゃん、あぁん!」
「ちゅぱ、ぺろぺろぺろ……ちゅっ、ちゅっ」

ポチは小さい両手で、むぎゅっと左のおっぱいを揉み上げておいて、乳首を吸いやすいようにして吸ったり舐めたりしている。

ポチがなんでおっぱいをイタズラしたのか。
「発作」は寝ている間に起きていた。

酒をみんなが踊ったりしている間に、ちびちびと飲んで千鳥足のふらふらでポチが部屋に行く。

今回はそれぞれ客室が用意され、ポチの部屋もある。でも、酔っぱらったポチは自室ではなくティアナのいる部屋に入ってきた。

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