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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 60

新種オークはすぐに挿入しようとはしない。
ぴちゃっ、ぴちゃぴちゃぴちゃっ、と唾液をまぶした舐めまくり、太く短いごつい指先でそろりと撫でまわしている。頬も、耳も、うなじも、背中も、肩も、脇の下も、腕も、脇腹も、尻の谷間を広げられ、小さな肛門のすぼまりも。

さわられて、舐めまくられていると、くすぐったいような微妙なざわざわとした快感が起こるが、それがおぞましくマリンは鳥肌を立てながら身悶える。マリンがのけぞり、頭を振って、オークの顔面に頭部が何度も当たっているがオークどもはなぶり続ける。

(……体が、熱いっ……うぅっ……)

柔肌に新種オークどもが舌で塗りつけた唾液の効果が、じわじわとマリンを蝕み始めていた。
舌先だけで、ふれるかふれないかの絶妙なタッチで舐めていたかと思えば、いきなり舌全体でべろりと広く舐められ、たまに鼻を押しつけられ吸われたり、鼻息をかけられたりする。

舐められた箇所にくすぐったさを感じ、さらに性感が隠れているとオークが気づくと、さらに感じさせようと、しつこく責めまくる。
両脚を上からのしかかられ身動きできず、桃尻と肢体を左右にくねらせながら、オークの鼻息が当たるだけでもゾクッとさせられるほど柔肌を過敏にされていく。肛門を舐められると、性感に流されまいとマリンは眉をしかめ、歯を食いしばる。

心臓が高鳴り、肌は上気して、しっとりと汗ばむと女体の火照りが汗をかすかに甘い芳香にかえて周囲に漂わせて、唾液の臭気がやわらぐ。

(……くっ、こんな屈辱!)

新種オークの唾液のむわっとした臭気でくらくらするほど意識がたまに遠くなりかけ、性感で意識を戻されていたマリンだったが、人魚の一族特有の魅惑の芳香と呼ばれる自分の汗の甘い芳香で意識が覚醒して明瞭となる。マリンは目を閉じ、強く変化を念じた。

バンッ、と派手な音が響く。肛門のすぼまりのしわを舐めまわしていたオークの体が跳ね上がり、天井に叩きつけられていた。
マリンの腰から下は、イルカのような尾ひれのある姿に変わっていた。
左右の壁にオークがそれぞれぶっ飛ばされる。
脂肪が衝撃ではじけるのではないかという勢いで、壁にめり込むほど叩きつけられて、白目を剥いた。

上半身を起こして、涙目で肩を震わせながら、マリンは顔を屈辱で紅潮させていた。
人魚の魅惑の芳香は、人ならば愛撫され愛蜜で陰花を濡らすようなものである。

ネコマタのキヨマサが三匹のオークに呪符をぶよぶよとした腹の上に貼りつけた。
背骨が砕かれて、気絶していても勃起しているオークの性器が萎えていく。
天井、左右の壁にめり込んだオークをキヨマサが見てしきりに首をかしげていた。

「これはなんでしょうな?」
「オークに羽根など生えた獣人など聞いたことがない。海底にはめずらしいものがいるね」

御主人ちゃんと黒猫ネコマタのキヨマサが三匹の侵入者を確認している頃、別室で人魚のマリンは汚されたとしくしくと泣きじゃくり、集まった仲間の人魚たちも一緒に泣いていた。

皇女ティアナや他の女性たちだったら、新種オークに犯されていたかもしれない。海賊ギル以外の女性たちは全員、海底ダンジョンの特別室でネコマタのキヨマサの特訓を受けていた。

海賊ギルは泣きじゃくっている人魚たちの部屋に事情を知らずに訪れていた。ギルは、ダンジョンの中で迷子になっていたが、魔法使いやネコマタのキヨマサは、海賊ギルを探したりはしなかったからだ。

「おっ、いいところに。なぁ、おいらの部屋まで案内して……って何があったんだ?」

人魚たちがしくしくしくしくしくと大部屋の真ん中に集まって泣いているので、ギルは頭をかきながら近づいていくと人魚たちが一斉にギルに気がつき顔を上げる。顔を両手でおおって、マリンだけは肩を震わせてうつむいたまま泣いている。

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