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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 58

「え、でも……いいの?」

ちらちらとシャロンをエミリーは見て、少し気まずそうに小声で言った。

「二人で夫婦でここで暮らしてるんでしょう……いいのかな?」

それを聞いて、シャロンとガルディアスが顔を見合わせて笑った。そうか、そう見えるのか、と言うガルディアスと少し照れているシャロン。

「とりあえず宿屋のつもりで、空き部屋を使っていいわよ」
「ありがとう。歩きまわるのに疲れてたんだぁ……うれしい」

(ガルディアスがこの娘とやりたいと思わなければ、この娘から手は出さなそうね)

ガルディアスが同情して、小娘エミリーを船に住まわせるつもりなのかはわからない。
シャロンがガルディアスに反抗して、ガルディアスが船から去るほうがやりきれない。

ガルディアスは、自力で食糧や水を調達する。さらにシャロンの分も調達してくる。この船に戻ってこなくても、ガルディアスは生きていける。
シャロンはそう考えている。

邪神ガーバリムの体内に侵入した者たちはどうなるのか。

男性はオーク化する。
女性はオーク化しない。
オークは孕めない老いた者は殺害する。
まだ孕める女を見つけると犯す。

孕んだ女は妖虫を産み育てる。
母親を壊してしまうと妖虫は徘徊する。
妖虫は妖蛇に育ち、触手や肉手でオークが犯しやすいように快楽漬けにする。

オークに犯されても妖虫を孕まない者。
戦闘してオーク側に大被害を及ぼす者。
エミリーは妖虫を孕まない。
シャロンはオークを殺せる戦闘力がある。
そうした侵入者への罠が存在する。

それがガーバリムの名を持つホムンクルスである。ホムンクルスは精液や他の触媒を容器に入れて作られる。
オークと妖蛇と凌辱された女隊員などを容器としての地中に取り込み、オーク化した男性を人の姿に近い男性を復元する。
オーク化する前の記憶の断片を持つホムンクルスである。
シャロンとエミリーの前にいるガルディアス・ガーバリムは。オーク化する前の男性が喫煙者だったのだろう。

どんな能力を持つのか、どんな容姿のホムンクルスになるかは、触媒とされた女性やオーク化する前の男性の相性や、妖蛇、触手、肉手などとの配合バランスによって異なる。

ガルディアス・ガーバリムの名を持つホムンクルスは男性型である。
ホムンクルス本人も記憶喪失で、特殊能力がある人間だと思い込んでいる。

孕まない者は触媒にされるかホムンクルスの奴隷となる。また戦闘力の高い女性も同じだが、こちらはオーク精液で孕めば妖虫の苗床として孕まされる。

ガルディアス・ガーバリムという名を持つホムンクルスたちは、同じ名を持つが容姿や性格、能力がそれぞれちがう。

舌を触手のように変化させて針で刺す能力者の男は、隊長シャロンに近づき舌技で陥落させた。
触媒にされた女隊員はオークと戦闘して敗れて犯されたが、妖虫を孕む苗床の体質ではなかった。彼女は触媒にされた。
女隊員はシャロンに憧れていた。憧れだけでなく、惚れていた。その意識はかなり強かったのだろう。
彼女はレズビアンだった。
シャロンを愛撫して、舐め、撫でまわし、指を膣穴や肛門を挿入して絶頂させたいという強い淫らな欲望は、ホムンクルスに影響を与えた。

女隊員のシャロンへの恋慕は、ホムンクルスにオーク精液で孕ませてシャロンを妖虫の苗床にすることを拒ませる。
ホムンクルスにフェラチオや挿入でも射精は許さず、しかしシャロンを悦ばせるのなら、妖虫の針で刺し、甘い媚薬を摂取させるのは許す。

エミリーはオーク精液で苗床となる体質ではないので、本来は欲情しない。触媒にするために船に住まわせたりしないで、妖蛇や触手に凌辱させて肉手に地中に引きずり込ませるはずだった。

レズビアン女隊員と一緒に、触媒とされた不運なオーク。

エミリーが船員の若造とできていると知ると、どうやって自分に服従しない若造の前でエミリーを犯してやろうか考えたり、貴婦人を犯してやろうと狙っていた船長が、オーク化したものだった。

貴婦人は強引に強姦したが、エミリーには未練があったらしい。喫煙して、煙草の味からエミリーへの未練が記憶の破片としてよみがえり、ホムンクルスの行動に影響を与えたのだった。

だから、なぜエミリーを船に残そうとしたか彼自身にも、よくわからない。

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