牝奴隷たちと御主人ちゃん 46
「うわあぁっ、気持ち悪いっ!」
鳥肌を立てながら、ふらついてしまい、転んでその場で尻をついてしまう。
頭上からもさらに触手が降りてくる。
左右の壁からも触手が隙間から這い出てくる。
脚に絡みついた触手のヌルッとした感触に気持ち悪さを感じて、必死に靴のかかとで擦ってみるがうまく剥がれてくれない。
両腕と手首にも触手が絡みついた。
涙目で逃げようとするが、すでに両脚も絡みついていて、もうすでに、うまく立ち上がることができなくなっていた。
「服の中まで入って……どうしたらいいのよ……ぬるぬるして気持ち悪すぎ!」
服の隙間から入ってきた触手が、肌を粘液まみれにしていく。
ぐにゃぐにゃと服の中で、触手は胸の谷間や脇腹の上で蠢く。
洞窟の先、触手の群れの中からずるずると這いずる音がして目も口もない白い大蛇が女商人の前に姿を現す。
それは女商人の目の前で、先端の頭部が花が咲くように十字に裂けた。
「きゃああぁっ!」
裂けた内側には鮫のような牙と四つの舌があり、中央の奥にはひとつの大きな人の目のようなものが見つめている。
まばたきをしているのが気持ち悪い。
舌は長く、触手で身動きできない女商人の首筋や頬をべろっと舐めた。
頭を丸かじりされるのではないかと怯えている女商人の顔を見て、たしかに怪物の目は、人が笑うように細められた。
あきらかに楽しんでいる。
服の中の触手が乳房に巻きつき、乳首のあたりを先端で指先で転がすようにされたとき、女商人は触手の群れを操る怪蛇が人のように女の自分を凌辱してなぶる気なのだと確信した。
「や、やめて……こんなの嫌っ!」
群がる触手の本数が増えていく。
必死に閉じている脚を開かせようとするように、内股や尻の肉の谷間の間まで這いずりまわる。
「……あっ、痛っ!」
左の乳首の先端に鋭い痛みが走った。
痛みの正体はすぐにわかった。
鼻先で揺れているミミズ触手の先端から、スズメバチのように小さな針が出てくるのが見えた。
次は右の乳首だった。
うなじ。
耳たぶ。
触手の針が女商人に刺されていく。
毒でもあるのか、女商人の体が微熱があるときのように火照り、寒気を感じているのに、針を刺された部分はじんわりと熱く感じている。
意識が朦朧としてきて、両脚の太腿や左右の尻肉にも針を刺されて、脚がわずかに開くと、ミミズ触手の先端が股間の真上にふれた。
「ひあぁぁっ、ああぁん!」
触手針がクリトリスを服と下着の布地を貫いて刺された瞬間、女商人は激しい快感に目の前が真っ白になった。
そこからはもう触手に全身をなぶられ、濡れた膣穴にミミズ触手が侵入すると、理性を通り越し、嫌悪も忘れた。
膣壁と膣奥を刺されて絶頂した。
肛門の中も刺された。
口の中の舌も刺された。
「はひぃ……気持ちいいよぉ……ひぅっ」
怪蛇は悶える女体に巻きついた。
連続絶頂させられ、蕩けた表情で虚ろな目となった女商人の目を怪蛇は観察するように、じっと見つめている。