PiPi's World 投稿小説

牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 35
 37
の最後へ

牝奴隷たちと御主人ちゃん 37

「あうぅっ、ああっ、奥まできてるっ、あひぃ、あっあぁ、ひあぁっ、孕ませてっ、もっと……あぁっ!」

ギルは踊り子の腰のくびれをつかむと激しく突きまくっているうちに、我慢しきれなくなる。

(サラ……おいらはお前を……)

一瞬、射精感が頭の中を白く染め上げ、ギルは踊り子の人妻の濡れた膣穴に、熱い白濁した精液を放った。

サラはポチや皇女ティアナの眠るすぐ隣で、御主人様にかわいがられていた。
声を出さずに、イクのを我慢するように言われて、クリトリスを舐められている。

「ひぅっ、んっ、んんっ……」

声が出そうになり、サラは自分の手で口をふさぐ。それでも、我慢の限界を迎えてしまった。

「うぅん……おなかいっぱい……むにゃ……」

ポチが寝言を言いながら寝返りをうつ。
御主人様がポチの寝顔を見て微笑した。

「神聖ベルラント王国まで、お嬢ちゃんたちはおいらの船で連れて行くことになった。ハザム、留守は頼むぞ」

少年とギルは帆船に五日がかりで特殊な改造を行い、食糧や日持ちがする酒を樽ごと船倉に、もう乗り切らないぐらいまで運び込んだ。
船倉には途中で得た戦利品や輸送品などを入れるために、隙間ないほど積め込むことはめったにない。

「さすがにポチが大食いでも、とりあえずなんとかなるだろ」

ギルがサラに得意気に船内を案内する。
魔法使いの美貌の少年は中古の大型帆船に施したのは、どんな仕掛けかは説明はない。

「さあ、出航するぞ!」

ギルが甲板で宣言すると、砂浜に集まった島民たちは帆船が海に進むたびに海中に沈んで行くのを見た。

「は、は、ハザム殿、船が……」
「海神様の御加護を受けた船だそうな。
さすがに海の中を帆走すると神官様から聞かされたときは驚いたがの」

船長室でギルを待っていたのは……。

「オルガ?」

祭の夜に、広場で扇情的なダンスを水着のような衣装をまとい華麗に舞ってみせた踊り子。
深夜には街はずれの林の中で、ギルと熱く交わった若い人妻。
彼女の夫はハザムのそばで出航を見ていた。陽気な大酒飲みだが力持ちの大男ゲイルである。

「帆船をゴーレムにはできなかった。そこで彼女に協力してもらったんだよ」
「この子の操縦は私におまかせ下さい」

帆布に魔法の紋章や呪文を描き、船全体をポチの魔法の翼のように風で包み込む。
空中を飛行はできないが、海水に接することもない船体ができた。
しかし、風が帆布に当たらないためにこのままでは、波に揺れている漂流物とかわらない。

海神様の洞窟と呼ばれていたダンジョンで、岩石ゴーレムと遭遇したのをギルはおぼえていた。

祭の夜、砂浜でギルは帆船をゴーレムにできないかと少年に相談したのである。
ギルの要望をそのまま少年は試してみた。

帆船型ゴーレムは人型ではない。
ゴーレムになっても人型に変形するわけではない。見た目はかわらない。ゴーレムになっていることに気づいてもらえない。

それに気がついた島民が一人だけいた。

祭で披露した舞踊を見て、少年はオルガに祈祷師の才能があると気がついた。
船の甲板に魔方陣を刻み、オルガがその中で踊るとゴーレム帆船とオルガの意識が同調した。
オルガは踊りながら、ギルが船長として船を守るために戦う姿をその場にいるように幻視した。
船の持つ記憶とオルガ自身のギルへの恋慕。
急激な同調が起こっていた。
踊りが終わり魔方陣の中央で立つオルガの瞳の色は、エメラルドグリーンに変化していた。

「私も一緒に連れて行って。そうじゃなければこの子は島から動かない」
「うん、いいよ。一緒に行こう」

美貌の少年はそう言うと、オルガと握手した。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す