牝奴隷たちと御主人ちゃん 28
サラの御主人様、美貌の少年は寝室のほうを見ながら微笑を浮かべた。
「眠り草の花粉をお茶に入れて飲ませても、皇女ティアナには効果はない。
よほど猛毒でなければね、特別な体質で、耐性があるんだ。お酒も酔うが泥酔はしない。
たぶん旅の疲れで本当に眠くなったんだろうね。
サラ、大きな声を出すと目をさましてしまうよ」
(えっ、もしかして、さっきの声も聞かれてるかもしれないってこと?)
「サラ、服を脱いでよ」
「でも……」
「脱いでくれないの?」
服を脱いでサラが下着姿になる。
皇女ティアナが起きてくるかもしれない。
少し緊張している。
しかし、興奮もしている。
「腕で胸を隠しちゃだめだよ」
「はい」
「下着も脱いでくれる?」
サラは頬を染めながら、腕で乳房を隠すのをやめて下着に手をかけた。
気になるのか、ちらっと寝室のほうを見てから、下着をゆっくりと脱いだ。
サラは剣士として鍛え抜かれた逞しい肉体の筋肉は岩のごとく、まさにガチムチで色気の欠片すらなく……ということはない。
華奢な体つきではなく、しなやかな体つきで、ウエストも引き締まってくびれている。
乳房は皇女ティアナのようにたわわではないが、きれいに突き出ている。
尻の肉も脂肪で垂れ下がったりしておらず、新鮮な果実のように丸みもあり、それでいて、きゅっと上がっている。
背が高いが脚も長く、かわいらしさはないが、野性の牝の色気がある。
椅子に座って脚を組んで、微笑している御主人様の手がとどく位置でサラは立っている。
見つめられているのを目を閉じていても感じる。
サラのしなやかな体つきをゆっくりと撫でまわすように見つめられている。
「サラ、どうしてほしいの?」
抱きしめられたい。
抱きしめたい。
肌にそっとさわってほしい。
撫でまわしてほしい。
どこを。
唇も、頬も、耳も。
うなじも、肩も、脇の下も。
背中も、脇腹も。
乳房は崩れてしまうぐらい揉んでほしい。
サラは閉じていた目を開いて、静かに言った。
「御主人様のお好きなように」
少年の手が近づいて、淡い恥丘のかげりに指先がふれると、サラは自分から少し脚を開いた。
手のひらを股間の上にかぶせて、親指でわれ目の上部に隠れている敏感な肉真珠のあたりを弄り始めた。
「服を脱いで、見られてるだけで濡れたの?」
「はい、御主人様、アッ、んっ!」
われ目にあてがわれた中指を深く沈めてほしい。
親指が動かされて勃った牝真珠が甘く疼く。
壊れてしまうぐらい感じさせてほしい。
「ほら、見て。サラのいやらしい汁で、僕の手がびっちょりだよ」
御主人様の少年は犬におあずけをするように、入れてほしがるサラの恥丘から手を離した。
サラは御主人様の前に膝をついてしゃがむ。
さし出された御主人様の指先を舌先で舐めた。