快感メーター 10
これから先どうなるかって?
とりあえずひとつだけわかっていることがある。
「放課後、生徒指導室まで来なさい」
わーい、お待ちかねの美人女教師(29)きましたよ。
放課後、美人女教師と欲望溢れる男子高校生とふたりっきり。
もう、やるしかないよね。
やっちゃうよ、俺。
俺をやる気にさせたらたいしたもんだよ……って、プロレスファンにしかわからないか。
「……と、いうわけで」
完全発情済みで、自分の立場も今の状況も忘れてタイトスカートをまくりあげて自慰にふけっている美人女教師、藤村麗、29歳がいらっしゃいます。
艷やかな黒髪はストレートロング。
いわゆるキツネ顔っていうのか、少々きつめの目つきが和らいで、目元をぽうっと染めつつ自分の身体をまさぐって喘いでいます。
しかし、俺が生徒指導室に入ってきたのも気づかないってのは、出来上がりすぎじゃね?
まあ、いいけどね。
女教師、藤村麗の前に座って……まだ気づかないよ、おい。
ズボンのジッパーさげて我が息子召喚。
「ぁぁぁ、ァアン…んふぅ…ン」
快楽に身をよじるたびに、麗の黒髪がばさりと乱れて、何とも言えない良い香りが俺の鼻をくすぐります。
で、くちゅりくちゅりと、とうとう下着を脱いで直接刺激し始めた麗の股間から、ちょいとエッチな匂いも漂ってきて。
さあ、愚息を持てい。
そして、麗の感度アップ……プラス、条件付け発動。
麗の方に寄り、俺の愚息を目の前で振ってやる。
ああ、うん、このあとどうするつもりだってつっこみたいのはわかってる。
わかってるけどさあ……退学になったらあの3人から逃げられるかなあ、なんて考えてないよ。
「…お、お〇んぽ?」
「はい、お〇んぽですよ、藤村センセー」
快感にとろけていた麗の顔が青ざめ、慌てて乱れていたスーツの前をかき寄せる。
「あ、あなた、い、一体何を…」
「いやぁ、それはこっちのセリフというか……とりあえず藤村センセーに対抗して出してみました」
と、軽薄そうに言いつつ、俺はぶるんっと見せびらかすようにそれを振った。
「あ、あなた…」
「まあ、しまえというならしまいます。それより、藤村センセーはお〇んぽって言うんですね」
などと俺のからかいに顔を赤くする麗の様子を楽しみつつ、俺は愚息をしまった。
「……ッ」
「あれ、どうしました?」
「な、なんでも…ないわ」
「もしかして、俺のお〇んぽ、また見たくなったんですか?」
「ばっ、バカなこと言わないで」
「すんませーん」
ヘラヘラと笑う。
うん、でもね。
俺のお〇んぽ(この呼び方、ちょっと気に入ってしまった)を見てないと、麗ちゃん、青天井で感度アップしちゃうんだよね。
「ン…クゥ…ン」
1分も経たないうちに、麗がもじもじと身体をよじり、太ももをすり合わせ、その両手が胸や股間を目指そうとし始める。
まあ、我を忘れそうになるたびに俺が『藤村センセー』などと呼びかけてるんだけどね。
ほらまた。
俺は手を伸ばして麗の腕を掴んだ。
「クゥっ…ン、ンン〜」
感電したように、麗の身体がビクビク震えた。
うわ、大人の魅力ですね、藤村センセー。
惚けたような眼差しで俺を見つめる麗……この女教師、もしかしてめちゃくちゃ快楽に弱いんじゃなかろうか。
やめて、新たなチョロイン誕生とか言わないで。
実は俺もちょっと自覚しちゃったから。
麗の手が、胸に、股間に伸びる……今度はもう止めない。
そのかわり、お〇んぽ出しちゃう。
強制的な感度ダウンで、また麗が慌てて俺から距離をとった。
「あ、あなた!またそんな…モノを出して。一体何を考えてるの!?」
「え、藤村センセーがお〇んぽちょうだいって言ったから…」
さあ、我を忘れていた状態の自分をどこまで信じられるかな、麗。
うわあ考えてる考えてる、めちゃくちゃ焦ってる。
つまり、麗は『そんなことを口走ってもおかしくない』と思ったわけだ。
「俺の勘違いだったかもしれません。しまいますね」
「……ッ…ン」
はい、またまた始まる発情地獄。
「ま、またぁ…なんなの…これ…」
ギュッと強く握り締められた麗の手の甲を指先でくすぐってやった。
「あぁぁぁンッ」
はしたない声を上げた麗が、慌てて自分の口を塞ぐ。
俺が近寄ると、怯えたように離れる。
あはは、そんなことしても無駄無駄。
机の上のファイルを手に取ってあおいでやると、麗は妖しく身体をくねらせて、色っぽい喘ぎを漏らした。