PiPi's World 投稿小説

続・全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 62
 64
の最後へ

続・全てが叶うスマフォ 64

「舞…」
「なっちゃん…」
お互い、頬を赤らめ見つめあう。
普段は見られないような新鮮な表情だ。

「しばらくその体勢でお願いします。今から描き始めるので」
「な、なるべく早くしてね」
「はいはい」

このとき、俺は何とか平静を装っていた。
課題の絵を描きながら、俺は股間を襲う興奮を抑えるのに必死だったのだ。

「(い、いかんいかん…今は集中しろ、楽しみは後で待っているんだ!)」
何とかして平静を保とうと自らを抑え、律し、鼓舞する。
そうじゃないとまともに絵なんて描けやしない。

…そして。
興奮と苦悩の末、絵は完成した。
自分で言うのもなんだが、素晴らしい出来ばえだと思っている。

さて
「ありがとう。描き終わった…」
俺が二人にお礼を言おうと顔を上げたそのとき…

!!!!!!!!!!!
目の前の二人―菜月と舞は、抱き合って熱い口付けを交わしていた…

「イカン物を見た!」と思った俺。この後2人とヤるつもりだったが見回りの時間だったのでスマホを取り出し「絵は完成した!生徒会長及び副会長は喜びお礼に俺と翌朝、生徒会室でヤる!」と設定し楽しみを翌朝に残した。

帰り際、うちのクラスの女子バレー部員「船岡千早」の悲鳴だろうか喘ぎ声が体育館の辺りから聞こえてきた。

気になってのぞくと千早発案の「セーラームーンS」の実写の練習をしていた。

「「セーラームーンS」は「デス・バスターズ」なる組織が学校法人「無限学園」を創立し人間のピュアな心の結晶※=心臓を集めている。ピュアな心※の中に「タリスマン」なる神器を秘めている者が3人いるからだ!その者からタリスマンを集めると世界を支配できる「聖杯」をGETできるのだ。それを求めて物体に「ダイモーンの卵」なる不思議な種を植え付け「ダイモーン」生み出しタリスマンを探している!
どうやら千早は希望どおりピュアな心の結晶※を奪われる役らしい…(駒津)未沙がバレーボールから生まれた怪人「ダイモーン」に扮している。バレー部に復帰した(板島)友里がダイモーンを操る人間らしい…

友里がセリフを続ける…

友里「さて、高校バレーボール界でひときわ輝いている「船岡千早」さん!あなたがバレーボールに捧げる「情熱!」、ボールを追いかける「根性!」仲間とボールをつないで生んだ「ラリーと絆!」きっとピュアな心の結晶※にも反映されているはず。調べさせてもらうわ☆ダイモーン「バボキュン」!高校バレーボール界の期待の新星「船岡千早」のバレーボール魂=ピュアな心※を奪い取りなさい!

ほ、ほう…
あいつらはあいつらなりに頑張ってるんだな。
衣装や大道具やらは我がクラスの敏腕プロデューサー・原崎麻衣がすべて発注・製作しているようだから、期待できるものかもしれないが。
…それにしても、友里の演技が棒読みだったのが気になる。

―翌朝。
俺はいつもより早起きして、学校に向かう。
菜月と舞―生徒会の二人とのお楽しみだ。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す