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続・全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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続・全てが叶うスマフォ 62

 前に立つ渚が、口を開いた。

「知ってると思いますが、模擬店を申請して、他のクラスと企画がかちあった場合は、出した企画の内容が審査されて、よりよい方が選ばれます。『メイド喫茶』だと、複数のクラスが出すと思われます。このクラスだからできる、特徴的なメイド喫茶、アイディア、ありますか?」

すると友里が口を開いた。

「まず「喫茶店」の企画はいっぱい出そうだと思います。その案を通す為に「メイド喫茶」は良いかもしれませんがソレ以上深くするのは…」

「ではどうすれば…」渚が聞く

「私はやりたい喫茶店があります。題して「ボールカフェ」。うちのクラスはバレー部やバスケ部の子が多いし、アリスちゃんみたいに運動神経の良い子もいるし、副担任の佳苗先生はボール工場が実家で担任の真純先生もバレー経験者だから良いと思います。イメージとしてはバレーやバスケの記録やボール紹介の展示物を壁に貼ったりレシーブ体験やフリースローなんか出来るコーナーがある喫茶店。店員もオリジナルのユニフォームに身を包んで…楽しそうじゃない?メニューは真純先生の実家が茶道の家元だから和のテイストを加えたいかな。コンセプトじゃいけるかも…」

「却下します。文化祭で運動部が目立ってどうするのですか。
あなた、一度その脳筋を直しなさい」
渚があっさり友里の意見を却下した。
その後いくつかの意見は出たものの、どれも在り来たりなものばかりで、採用に至る案は出なかった。
結局クラスの出し物は、展示物に決まり無難な物になってしまった。
「では、各自期日までに、文集または絵画を仕上げて、提出してください」
渚は話しをまとめるとHRは終わった。
さて、俺は何を出すか考える
絵…裸婦画…
そうだ、今朝会った生徒会のあの二人をモデルに、裸婦画を描こう!
俺の作品は決まった。

ーさて、放課後。
特に部活もやってない俺はサッサと帰ろうと支度をしていた。
…すると、一部の女子が何やら荷物をゴソゴソやっている。

そのうちの一人が共恵。
「何やってんだ?」
「クラスの出し物が展示物だから、他で何かやろうってね」
メンバーは共恵に、紺野茜・白川唯・村上初音・植木美優の五人。
「何をやるんだ?」
「千早ちゃんが演劇?ならば、こちらはバンドですよ!」

「そうか頑張れよ」
俺はクラスメイトと別れると教室を出た。
そうだ、帰る前に作品のモデルになって貰う様、生徒会の2人にお願いしに行かないと。
もっともスマホを使えば、2人の意志など関係ないのだけれど。
生徒会室へ向かう道中、スマホに設定を書き込む。
俺が生徒会室に到着すると、予定通り生徒会長の西山菜月と副会長の木之本舞が仕事していた。

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