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続・全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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続・全てが叶うスマフォ 60


「それにしてもバレーボール祭りの後ですぐ文化祭の話だなんて今年はなんだか早いね…うちのクラスは教室でやるのかな?ソレともステージでお芝居や歌とかかな…」アリスが気になりだす。

「どっちでもいいや俺は…皆が楽しければね!」

…別に俺は日程まで弄っているわけではない。
ただ、スマホがあるので少々過激なことは出来るかもしれない…
まあ、あまりやり過ぎてしまいたくもないけど。

学校に着く。
ちょうど前を2人の女子生徒が会話しながら歩いている。
うちの高校の生徒会長、西山菜月と副会長の木之本舞だ。

この2人は俺と同じ2年生、成績優秀な生徒が集まる「特進クラス」にいる。
1年生のときもクラスは違ったし、あまり縁がない存在だ。
しかし、ともに超のつく美少女、思わず視線が2人に行ってしまう。

「あぁ、会長と副会長ね」
アリスが言う。
「知ってるのか?」
「1年のとき同じクラスだったんだけど…そこまで仲良くしてたわけじゃないし…」


まあ、わからんでもない。
この生徒会役員2人は真面目でお堅い印象がある。
どちらかというとイケイケでお調子者気質のあるアリスとは親交がないのも頷ける。

「…あんまりいい印象は持たれてないと思うよ」
由希が呟く。
「何故?」
「去年、クラスの模擬店をめぐって千早とか、唯とかともめたんだよね…」
「そうなのか…」
去年は関心がなかったので知らなかった話だ。
…そうすると、今年のうちのクラスともあまりいい関係ではなかったりするのだろうか。

―そう考えながら教室に着く。

HRは一時間目。
担任の岩浦真純先生の話はほどほどに、文化祭の話し合いが始まる。
黒板の前には委員長・渚が立つ。

「これから文化祭で何をするか話し合うんだけど」
普段は控えめな渚だが、仕切るときはさすが委員長である。
「模擬店をやる場合は、事前に申請が必要になります。まずは、模擬店をやるかやらないかで多数決を取りましょうか」

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