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続・全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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続・全てが叶うスマフォ 49

「だけど体の傷は?」気にしているのは同じ茶道部の「紺野茜」。そう言うと瑠璃子のある写真を見せた。

思わず絶句した!ソレは体中に彫られた刺青。背中に大きなバレーボールのイラストと「一球入魂」の文字
腕には「バレーボール一筋」の文字とバボちゃんのイラストが…しかも下腹部には本物のバレーボール(の皮)が縫い付けられていた。

元の瑠璃子は怪我でバレーと距離を置いて彼女はユニフォームに着替える事などなくなった。しかし心はバレーボールから離れられず親の知り合いに頼んで彫ったのだとか…瑠璃子は茜にだけは話していたようだ。

が、刺青なんてすぐバレるはず…例えば体育の授業で体操服へ着替える時とか…茜の話では着替える時はトイレにこもるらしい。

そう言えば、今でもそうだが、瑠璃子は一年中通して長袖の服しか着ていない。
…今までよくばれなかったな。

刺青はある意味エロくていいが、女の子がするのは…
しかも美少女の瑠璃子が…
俺はスマホを取り出し、追加設定を試みる。

『刺青は校則では禁止。瑠璃子はやむなく身体中の刺青を消す。しかし、バレーへの情熱と実力は変わらない』
―設定を通す。

「…瑠璃ちゃんはすごいよ。それに比べたら、私は戦力になるのかな?」
隣の茜が心配そうに聞いてきた。

「大丈夫だって!茜には私たちがついてるからさ」
愛理がそう言って、茜の後ろから抱きつく。
「そうかなぁ〜」
茜は半信半疑だ。

「まあ、勝ち負け云々は別にして、楽しめればいいと俺は思うから」
「そうだよね」
俺の言葉に同調するのは詩緒理。

一番大事なのは雰囲気だと思う。
それがよければ、自ずと結果は出るだろう。
球技大会まで、あと三日。

―練習を終えて、さあ家に帰ろう、と思う。
鞄を持って、靴箱まで向かっていたその途中。

「なんかすごいね」
「でしょう?」
ある教室から、そんな会話が聞こえた。
声の主は、うちのクラスの副担任・沢倉佳苗先生と、理科(生物・物理・化学)担当の柊飛鳥先生。
この二人、同い年で非常に仲のいい美人コンビ。
いったい、何をしているのだろう…

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