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続・全てが叶うスマフォ
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続・全てが叶うスマフォ 19


 俺は、出発前に設定を入れてからここに来るまで、スマホの例のアプリを全然使っていないことに気づいた。
 スマホ無しで、こんな経験が、できるなんて…

 もう、しばらく、スマホ無しでこのままどうなるのか、流れに乗ってみよう、と思った。

「ここじゃ狭いよね」
碧さんが小声でそう呟くのが聞こえた。

「ちょっと待っててね」
碧さんは車を降りて、後ろで何やらゴソゴソし始めた。
「これでよし♪」
戻ってきた碧さんは私服姿だった。
…どこにでも居そうな普通のお姉さんのような雰囲気がして、とても身近に感じた。
それでも凄く可愛いけど。

「まだ時間はいっぱいあるし、もっと楽しもうね」
碧さんは笑顔で言う。
しばらく彼女の運転で車は海岸に沿って走っていく。
すっかり碧さんはドライブデートの気分だった。
もちろん、俺もだが。

車内での会話は弾む。
…とはいえ、碧さんから切り出された話にこちらが返しているだけ、なのだが。
自分の口下手さに若干後悔しつつも、この時間は非常に楽しいものだった。

―しばらく走って…
遠くに先程までいた海が見渡せるマンションの駐車場に着いた。
「着いたよ♪」
「…ここ、どこです?」
「私のお家♪」
「ま、マジですか!?」
「特別だよ…」
そう言う碧さんの表情は、満面の笑顔だった。

「いっぱい遊んで汗かいちゃったな〜」
碧さんは大きく伸びをして言う。
「シャワー浴びてくるね♪」
そう言って碧さんはシャワールームに向かう。
「ここでどうするかは一郎くんにお任せだよ♪」

しばらくするとシャワーの音と上機嫌な鼻歌が聞こえてくる。
…俺、期待されてるのかな。
スマホの力を借りずに女の人と過ごしたことがないだけに、若干戸惑っていた。
しかし、俺も男だ。
ここまできたら自力でやるしかない!
俺はゆっくりとシャワールームに近づいていく。
碧さんは相変わらず上機嫌でシャワーを浴びている。

シャワールーム手前の脱衣所で、服を脱ぐ。
いざ、碧さんのところへ―

シャワールームの中に入った。
碧さんは、相変わらず鼻歌を歌いながらシャワーを浴びている。
ゆっくりと背後に近づくが、彼女から何かアクションを取ることは無い。
本当に気づいていないのか、それとも俺のとる行動を待っているのか、こちらから判断することは出来ない。

そんな中、俺は碧さんのすぐ後ろにまで近づいた。

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