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カスタム彼女
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カスタム彼女 6


「おはよう〜勇人。 あぁ〜すっきりしたぁ」
「おはようございます、勇人くん」
カタログを見ながら煩悩まみれな妄想をしていると、リビングに二人がやって来た。シャワーでも浴びたのか、彼女たちの髪は光を反射させ、艶やかな光沢を放っている。
ほんのり香るシャンプーの匂いと女性特有の甘い匂いが俺の鼻を優しく刺激した。

その瞬間、俺は人間の限界を超える動きで「証拠隠滅行動」を開始する。
開いていたカタログのページに、テーブルに散乱している紙を挟みこみ足の下へ。そしてニヤける頬を意地と気合で押さえ込み冷静な風を装う――時間にして僅か数秒。
(完璧だ・・・)
心の中でドヤ顔を決める。
「おはよう。 よく寝れたか?」
さも何気ない様に俺は二人に声を掛けた。

二人は白のバスタオルを巻いていたが、その豊満なスタイルは隠しきれておらず、エレナの巨乳や織姫さんのその爆乳がタオルの上からでもわかった。

「眠れたも何も、もうお昼じゃん!」

そう言われ、時計を見るともう午後1時になろうとしていた。カタログを見たのが10時だから結構時間が経つのは早いな。

「勇人くん、お腹空いてるのでしたらご飯作りましょうか?」

そういえば一晩ぶっ通しでヤっていたから朝から何も食べてなかったな。ここは織姫さんの手料理でもいただくか。

「何かリクエストはありますか?」

「じゃあチャーハンで。」

「あっ、あたしも〜。」

「〜♪ 〜♪」
台所からは心地良いと音をたてるフライパンと楽しそうに鼻歌を歌う織姫さんの声が聞こえてくる。
香ばしい匂いは、リビングいっぱいに広がり空腹である高校生の腹を痛く刺激してくるのだ。
「あぁ〜・・・腹減ったぁ・・・」
「ちょっと、そんな情けない声出さないでよ。 こっちまでおなか減ってくるじゃない」
ソファーに思いっきり背中を預け、天井をボンヤリと眺めながらポツリと出た呟きに、隣に居たエレナが敏感に反応してきた。
見れば彼女も空腹の所為なのか、若干苛立っているように見える。
「そういえばさぁ・・・お前や織姫さん、服ってアレしか持ってないのか?」
カタログを見た後で何なのだが、少し気になっていたので聞いてみることにした。勿論、他意はない。
「そうよ。 自分でもってる服っていったら昨日アンタと会ったアレだけ」
キッパリと、気持ちよすぎる程の直球で答えるエレナ。気のせいでなければ、顔が少し笑っている。
「それに・・・さっきアンタ、カタログ隠したでしょ?」
「っ?!!」
イタズラっ子を思わせる微笑を浮かべながら、エレナは俺に体重を掛けて来た。
同世代の女子とは比べ物にならない程の柔らかい感触が、服の上からダイレクトに伝わってくる。
「な、な・・・何で?!」
「んふふ・・・この家に来る前、関係者から聞かされたのよ」
上目遣いで勝ち誇ったように教える彼女――その時、身体に巻かれていたタオルが落ち、美しすぎるほどの柔肌が俺の視界に飛び込んでくる。
「ッッ!!」
「もう・・・そんなに凝視しちゃって・・・これから毎日私の身体を好き勝手するくせに♪」
耳元で囁かれ、下半身に一気に血液が集中していく。
「まったく、さっきアレだけシてたのにもう勃起させちゃって・・・」
こんもりと盛り上がるズボンに熱い視線を向けながら、挑発的に言うエレナ。ハッキリ言ってとてもヤバイ。
空腹の事など頭の片隅に追いやり、熱い空気が俺たちの間で立ち込めていく。フライパンの音や鼻歌が、何処か遠くの様に聞こえてしまう。

「二人とも、チャーハンできましたよ♪」

「はぁーい。 それじゃ、行くわよ勇人」

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