PiPi's World 投稿小説

美少女戦士 ピュアハート
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 8
 10
の最後へ

美少女戦士 ピュアハート 10

「何から何まですみません先輩…よろしくお願いします!」

先輩は頼もしげに胸をたたくけど、その表情には一瞬陰が浮かんでいた…リーフさんのこと、ショックだったのかな。 

ーーーーーーーーー 

「そうそう、いい感じいい感じ!真純ちゃんなかなかスジがいいよ!」

「は、はい〜!頑張りますーっ!」

結論から言うと先輩の特訓はかなり厳しかった。 
先輩の戦い方は技のデパート、中距離複合型で、今までに80体のA級ダウナーを倒したって言うけど、確かにかなり強い。 

「ほら!怯んじゃダメ!ダウナーに負けるわよ!」

先輩の武器は両手につけた蛇型のグローブだ、近づけば蛇みたいに伸びたり噛んだり自由自在、離れれば巨大化したり、毒液の霧を吐いたり、さらに一番怖いのは…。

「ほらほら、足元がガクガクよ!どうしたのっ!?」

「ふえぇ〜っ?歩けませんよぉ〜っっ!?」

土の属性攻撃…地面を泥化して動けなくする戦い方、本当に強いけど…かなりいやらしい戦法だよ。

でも勿論私だって負けるわけには行かない!それにきちんと対策を考えたんだからっ! 。


「てりゃああああっ!」

「なっ!?きゃああああっ!」

ワタシは先輩から距離を取り、貰った手裏剣を投げつけた、先輩から貰った手裏剣は三枚、一枚をアウトレンジから蛇の攻撃で狙う先輩の顔に、爆炎を発生させ、視界を奪いつつも残りの二枚が次々に左右から襲いかかり、とっさにガードした先輩のグローブにダメージを与えていく!勿論これだけじゃ終わらない。 

「はぁっ!てりゃああああああっ!」

一瞬地面の泥化が緩んだ隙をついてワタシは飛び上がり、空中からキックを放つ。 

何だろう、この前のフラワーダウナーを倒した時の必殺技…ミラクルハートエクスプロージョン…あれはワタシのありったけの正義の気持ちを込めた拳のつもりだったけど、これは全然違う。

そう、それは生き残るために編み出した…純粋無垢な殺意、そんな感じがした。 
確実に敵を倒さなくちゃいけない!そんなふうに体が感じて、いつの間にかワタシの周りを赤い炎が竜巻みたいに取り囲んでいく。 

「はい!ストーップ!」


そのまま一気に突っ込んでいくワタシの身体は、先輩を貫くはずが、バシャアッ!と大量の水を空中からかけられて、そのまま地面にドシンッ!と転げ落ちた。 
「いった〜!…せ、先輩…でもすみません、何だか本気、出しちゃったみたいで…」

「ふふ、流石にそんなにマジな攻撃受けたら夢の中でも痛くなっちゃうよ!でも、おめでとう、真純ちゃん、戦い方も結構センスあるね!」

「あ、ありがとうございますぅっ…」

先輩は苦笑しながらもワタシを労い誉めてくれた、なんだか嬉しすぎて顔が赤くなってくる…そんな中、闘技場に突然ピシピシとヒビが入り始めた。

「あちゃー…そろそろ朝かぁ…そろそろ起きないとね?それじゃあまた、真純ちゃん……今の敵はもっと強くなっているし、何だか、レイニーキングダムも本気を出してくるかもしれないけど…気をつけてね?それから…仲間を作った方がいい、レインちゃんみたいに戦ってたら限界は必ず来るよ?私には基本的に武器を作るしかできないから…ま、これで何か作るから、楽しみにしててね?」


夢が終わる…次第に景色が変わり、先輩の姿も薄くなる中で、ワタシは頭を下げながらも先輩の言葉に耳を傾けていた。 
先輩はワタシに手を振り、そのままジュエルポッドから出てきた石を手にしている…あれ、お金らしいけど、大丈夫かな。

そのまま意識も戻り、ワタシはまた、現実世界に帰ってきた。

サスケは疲れたのかまだ寝ているみたい…本当によくわからないことだらけだけど、戦わなくちゃいけない、誰かをこれ以上犠牲にしちゃいけないよね。 

「さあ、いい朝だよ!今日も頑張ろう!」

ワタシは背伸びをして、そんな決意を口にした。 


その頃、とある学校の屋上…真純の通う学校だ!謎の男が立っていた。

「さて、レイニーキング様の為に「ユートピアム」奪還を急がねば…その布石にこの街でダウナーを仕掛けてみたが、「ピュアハート」なる戦士に邪魔をされてしまった。邪魔者を始末せねば…ん?朝早くから賑やかだな…」

ボールの弾む音と女子のかけ声が気になり音のする方へ目をやると女子バスケットボール部と女子バレーボール部の朝練が行われていた。

「ちょうどいい獲物だ!ダウナーを生み出すには絶好のターゲットだな…」

謎の男はつぶやいた。ダウナーは持ち主に寄生し、哀しみ・憎しみを糧に産まれる怪人。そして味わった苦しみ哀しみを他の人間にも味わわせる。それにより生まれるエネルギーをレイニーキングに供している。

体育館へと近づく…するとバレーボールが飛んできた。どうやら、スパイクの勢い余って体育館を飛び出しのだろう…1人の女子バレーボール部員がボールを取りに来た。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す