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美少女戦士 ピュアハート
官能リレー小説 - その他

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美少女戦士 ピュアハート 4

「お〜い!七海ちゃ〜ん!いたら返事して〜っっ!!」

ワタシは友達の七海ちゃんを捜して声を上げる、さっきの騒ぎで警察まで来ちゃったけど姿を見られてたらどうしよう。 
「あ!ま、真純ちゃ〜んっ!ふえぇ〜っっ!よかったよぉ〜っ!!」

ワタシの声を聞いて七海ちゃんが駆け寄ってくる。

武藤七海、彼女はワタシの親友だ、幼稚園からの幼なじみで学校も常に一緒…だからこそ泣いちゃうくらいに私を心配していたんだろう。 

「七海ちゃんっ!良かったぁ!大丈夫だった?」

「うん!本当に心配したよぉ…都市ガスのガス管爆発があったんでしょ?本当に怖かったぁ…真純ちゃんがケガしたりしてたら本当にどうしようって…」

「へ?ガス管!?」

変な声を上げて私は反応する、だってアレは…もしかしてサスケはこのために何かをしてたのかな? 
「どうしたの?七海ちゃん…」

「な、何でもないよ、いやー、ガスなんてビックリしたなー!そ、それじゃ早速お買い物に行こうか?」

「?…うん」

あー、絶対怪しまれてるよワタシ、七海ちゃん確実にわかるもん。 


そのまま買い物に行ったりしながらぎこちなく1日を終えたけど、まだワタシには実感が湧かなかった…変身ヒロインになるなんて。

しかもあの裸の女の人とか…あ〜、思い出すだけで恥ずかしいよ〜っ! 

「開けてニャ!僕だニャ!サスケだニャ!」

夜、一人パジャマ姿で私が悶々としながら悶えているとサスケが私の部屋のガラス窓を叩いて話しかけてきた、そう言えばまだ色々聞きたいこともあるんだよね。 

「あ、サスケ、大丈夫だったの?」

「もちろんだニャ!まあ色々時間はかかったけど…とにかく僕は無事だニャ、マスミ」

「よかった〜それじゃあ早速なんだけど、一体あの敵とか、このブレスレットって何なの?」

そうそう、基本的なことはきちんと聞いておかないとね、後々私が困っちゃうもん。

「ニャ〜…何から話せばいいかニャ?」

サスケはゆっくりと説明し始めた、とりあえず私はお茶の代わりにコップについだミルクを用意する。 


「ミャー達の住んでる世界はマスミ達が言う妖精とか精霊が住む世界、ユートピアムだニャ、普通なら行き来なんて簡単に出来ニャいけど、たま〜に出て行く奴らがいるニャ、それがダウナーだニャ」

「へ?サスケの住んでる世界ってあんなのがたくさんうろついてるの?」

「いや、元々はミャー達と変わらない姿ニャ、けど…ダウナーは人間の暗い感情を食べ過ぎてああなったニャ、本来ユートピアムは人間の夢や希望のパワーが降り注いで、それがご飯みたいなモノになる世界だけど、悪い感情を時折浴びた住人がああなるんだニャ、本来なら変化は徐々に来るものだし、ニャー達の力で連れ帰れたニャ…ただ最近事情が変わってきたんだニャ」

「事情?」


「あのお姉さん達みたいに直接悲しみのエネルギーを吸収して巨大化するようになったダウナーと、ダウナーを率いてユートピアム奪還を企んでる、レイニーキングが表れたんだニャ」

「何だか漫画とかアニメみたいだね?それで私みたいな子にスカウトとかしちゃってるの?」

「ま、そうだニャ、ニャー達は外交官みたいなものだから、こういう時は真っ先に希望エネルギーを高く持った戦士候補にお願いして闘ってもらうんニャけど…とりあえず一旦事態は収束したニャ、続けてくれるかニャ?マスミ…」

色々話されて私は軽く混乱する…けど、放っておいていい話じゃないよね、これは。 


「わかった、やるわ」
思わず返事をしてしまった。
すると突然小さなテレビのような物が現れた。
画面には牛の頭のマッチョ…、一般的にミノタウルスと呼ばれる魔物の姿があった。それも数体。
先程戦った花の化け物とは違い、こちらは筋肉質な男が牛の被り物を被っているだけのように見える。

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