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美少女戦士 ピュアハート
官能リレー小説 - その他

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美少女戦士 ピュアハート 30

そして今、そのトイレから喘ぎ声がする。 

「ふあぁっ…あっ…あぁっ!あんっ…ふぅっ…もう終わりなの?情けないなぁ…やっぱりおじさんチンポじゃ触手みたいにはいかないのね?…もう、期待はずれなんだからぁ…」

息も絶え絶えの、如何にも竿役然とした、腹の出た中年男に股がり腰を振る、髪や全裸の身体にたっぷり精液を浴びていた少女は…ピュアレインの姉にしてかつてはピュアリーフだった存在、樹(たつき)だ…長身に緑がかった黒髪、豊満な肉体は食虫植物のように次々にトイレになだれ込む男を食らいつくし…今、自らの腹の上で罵倒されている中年男は息も絶え絶えに喘ぎ、力なく崩れ落ちていた。

「やっぱりダメね、ダウナーでなくちゃ…人間なんてこの程度だもの。」

樹の容姿は例えるなら清純そのもの、可愛らしさというよりは美しさ、女性だが凛とした容姿を持つ少女の姿は、犯し、犯されつくされ、肉体が男の好むような容姿に変わっても、二度の出産でその体型が崩れても、美しさは消えることがなかった。 



ふと、そんなピュアリーフ…いや、元ピュアリーフ、樹は声の先に視線を写した。 

「ああ…久しぶり、なんだっけ?忍者さん」

「火鬼だ…絶望を吸われ過ぎて憎きダウナーにもそんな口を利くようになってきたか…出がらしだろうが構わん、レイニーキングの復活には魂が必要だ、汚れきったピュア戦士のな…あのピュアハート、あいつは全盛期のお前より強いだろうからな、お前はせめてもの保険と言うわけだ…来てもらうぞピュアリーフ、抵抗すれば命はない」

さすがに褌一枚は嫌なのか、赤い忍装束に身を包み、同じように全身を黄色い布でおおった状態の使い魔を従えて、ゆっくりと火鬼は近づいていく。 

「…こんなもん、なのかな?…」

樹は考えていた、戦い続けても戦い続けてもなくなりはしないダウナーに初めから自分は負けていたのではないか、と。

搦め手というかパワーアップ前提だけで作られた孕ませ設定やら、初回でソウルは引退してるから某ア○レブラックみたいな復活劇をリーフと合わせていれるのもいいかなとか思っていたけれど、結局真面目に作った設定も技名も、どうせまたゴディバやヨッシーのようなやつが現れれば荒らされてしまう、なんのために掲示板あるんだよ、やりたいことあるなら合わせるから言えよ、結局主催者も帰ってこないし。

そんなこんなで悪はなくならない、なら身を委ねてしまうのも悪くない…そう感じていた樹は…頬にぴちゃりとかかる液体の感覚に目を丸くした。

「邪魔だ、退け」

それは今の今まで自分を犯していた中年男の頭部が、目の前でシュークリームか何かのようにあっさりと握り潰され、ぐちゃぐちゃにされた際に浴びせられた血液だった。 

「あぁ…」



死んでいく、目の前で…今の今まで生きていた命が消えていく。 

「さあ、来るんだ」

火鬼はそう呟くと血にまみれた手を伸ばした…中年男はダウナーにされる価値もないと判断されたんだろう。

それとも目撃者を残さないためか…辺りには遠慮なく、数々の死体が山積みになっていく。 

無情だ、何もかも…結局私は誰も救えなかった。
手で水を掬っても指の隙間から溢れ出すのは決まっていたことだし、それを飲み干しても水の中には毒が入っているかもしれない。 

なら…私はどうすればいい? 

そう考えた時に、樹の視線は土鬼…ソウルの使い魔に移っていた。

かつて世界を救おうとしていたとき、共に戦っていた大切な仲間の子だ。  

敵に犯された挙げ句に苦しんで産んだ「子」を受け入れた弥生は今でも戦っている…そして、その息子のように思っていたはずの子供…使い魔は今や、敵の手に堕ちて、そして自分も墜ちようとしていた。

(昔の私なら…どうしてたかな…)

本来なら弥生は引退したと明確に書かれていた上に、夢でアドバイスとバーチャル修行してくれる先輩役だったはずなのに、匿名だかヨッシーだかゴディバだかが無理矢理引きずり出したあげく水龍弾()とか言うネーミングセンスのない、というか最初に決めた設定から逸脱した糞尿の塊みたいな名前を付けられた上に設定を狂わされた、いわば意図的な悲劇だった。

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