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美少女戦士 ピュアハート
官能リレー小説 - その他

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美少女戦士 ピュアハート 13

校庭を転がり続けるダウナー「バリボン」。登校中の生徒もいたが構わず突き進む。バリボンに弾き飛ばされた者はバレーボールに姿を変えられてしまい、壁や地面に押しつぶされた者はペシャンコになったうえで等身大パネルに姿を変えた。

その頃、真純は学校へ…校庭が騒がしいので目をやるとバレーボールが飛んできた。学校のロゴと制服をモチーフにしたデザインのボールには「武藤七海」と名前が書かれていた。恐らくダウナーに弾き飛ばされバレーボールに姿を変えられたのだろうか?

「あれ?ボールに七海ちゃんの名前が…七海ちゃんのかな?」真純は気になりレシーブしたり弾ませてみる。
「やめてぇ…真純ちゃんっ!助けてぇっ…」

「へ、ぼ・ボールから声がっ…七海ちゃんなの!?」

ワタシはボールから響く声に驚き、そのままぶんぶんとボールを振る。 

「き、気持ち悪いよう…」

「ご、ごめんなさい七海ちゃん!で、でもどうしてこんな事がっ…」

「おそらくそれはダウナーの仕業だニャ!マスミ、ここまで大規模にやられたとなると敵側も本気でこちらと戦うつもりだから覚悟するニャ!」

「わ、解った!でも、こんなの酷い…一体誰がっ!!」

横から現れたサスケが指摘し…辺りにはバレーボールやパネルにされてしまった人たちがたくさん転がっている。
こんな事許されるモノじゃない!今すぐ皆を助けなくちゃ! 
「待ってて七海ちゃん!今すぐ助けてあげるから!」

ワタシはそう話しかけ、瓦礫のあまり落ちていない所に七海ちゃんや他のみんなのボールを隠し変身する事にした。 

「チェンジ、ピュアハート!」

ワタシの身体を炎が包み込み、変身していく。 

「えと…その…燃え盛る炎の戦士!ピュアハート参上!」


私はとりあえずポーズを決めてみた…レインさんみたいに格好よく戦うのも悪くないよね。

「それ今やって意味あるのかニャ…ああ、それに見られてるニャ」

「へ、や、やだぁ…なんか恥ずかしいよぉ…」

サスケの指摘で気分が一気に恥ずかしくなったところであたりを見ると…確かに女の子がクスクスと笑っている…お下げの特徴的な眼鏡の子だけど、制服は他校のだよね?誰だろう?

「まだまだなってないわねルーキーさん、変身ってこういう風にするのよ?」

彼女が眼鏡を外し、そのまま髪をほどくと、手に着けたブレスレットを見せつけながら叫んだ。

「チェンジ!ピュアレイン」

へ?この子がレインさん…ワタシが目をぱちぱちさせる中、ついに彼女は変身を終えて見得を切った。

「降り注ぐ恵みの戦士…ピュアレイン、参る!…ってね、今日は低級ダウナーじゃすまないみたいだから、セイカイに命令されて派遣されたの、さ、行きましょう?戦い方は私が教えてあげるわ?」

「は、はい…よろしくお願いします、レインさん」


なんだかいきなり共闘だなんて緊張しちゃうな…そんな考えを無視するように、突如として空から無数のバレーボール…人間並みの質量を持つそれが空から降り注ぎ始めた。 

「バ・リ・ボーンッッ!!」

「っっ…危ない!避けてっ!」

とっさのことに判断できないでいると、レインさんは武器の傘を広げた。 


大半は番傘によって防いだが、残りはハートに降りかかる。
「ひょえぇえええーーー」
腕を顔の前に置き、姿勢を低くすることで防御体制をとったが容赦なく降り注ぐボールは真純を痛みつける。
さらに壁に跳ね返ったボールが後ろから飛んでくる。

「なんとー」

気配を察知したレインはジャンプしてよけるが、ハートは背中に直撃をうける。


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