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牧場
官能リレー小説 - その他

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牧場 6

リアカーに繋がれた肉芽も、見ていて痛々しいほどに伸びきって充血している。
「も゛う、もう堪忍じで」
目が合うと、サツキが息も絶え絶えに懇願してきた。その必死な顔に、俺は思わず吹き出して笑ってしまう。
「そんな調子じゃこの牧場でやっていけないぞ。明日からはお前も毎週一回、必ずこの力仕事をするんだからな」 
「毎、しゅぅぅうう!!!」 
引き紐をわざと強く引いてやると、言葉の途中でサツキは素っ頓狂な声をあげた。横で花子も大きな声を出して悶える。
紐につられて大きく前に出ため、クリトリスに予想外の力がかかったからだった。
「そりゃそうだろう。俺の牧場にはお前も入れて13頭しか牛がいないんだ。毎日二頭ずつローテーションすれば、週に一度は必ずお前にも順番が回って来る」
「む、無理。絶対無理。こんなこと何度もさせられたら、本当に死んじゃう」
「大丈夫大丈夫。毎週花子働いてる花子だって、こうして元気なんだからさ。な?」
花子に同意を求めると、花子は辛そうにしながらもニコリと笑った。

「は、はい。力仕事は大変ですけれど、大好きなご主人様のお役に立てる、大切なお仕事です・・・」
「ほら見ろ。お前も少しは花子を見習え」
サツキへのお仕置きも兼ねて力一杯紐を引っ張ると、サツキと花子は悲鳴を上げてつんのめった。
二頭の引き紐を片手でまとめて持っているので、片方を引くと花子の紐も引いてしまうのだ。
「ハハハ。ほら、二頭とも頑張れ。もう少しでゴールだぞ」
そう言いながら俺はわざと遠回りをし、面白半分で無駄に牧場を半周させたのだった。

・・・
リアカーからミルク缶を運び出す。一仕事終えてもどってくると、花子は水桶に顔を突っ込んでジャブジャブと水を飲んでいた。
一方サツキは花子から少し離れた所で、花子を警戒するようにしゃがみ込んでいる。
「あんまり水を飲み過ぎちゃダメだぞ」
「あ、ご主人様♪」
声を掛けるとすぐに花子が桶から顔をあげた。その顔は前髪まで水で濡れている。
「水分の取り過ぎには注意しろよ。それよりサツキの様子がおかしいがどうした?」
「サツキちゃん、お豆が痛いって苦しがってて。だから私がクリちゃんを舐めて痛みを和らげてあげようとしたんですけど」
「なるほど。それを嫌がってお前から逃げたのか」
二頭とも杭に綱で繋がれているので、逃げるというほど離れることができていないのがちょっと笑えた。
「こらサツキ、仲間の牛の親切を無下にしちゃいけないぞ」

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