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牧場
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牧場 5

「い、嫌・・・」
言いながら近づくと、まだ涙が渇ききっていないサツキが後ずさった。
構わずサツキの鼻輪に指をかけ、引っ張る。
牛の脳には本能として鼻輪を引かれた方向に歩いてしまう習性が擦り込まれており、牛である以上その本能には逆らえない。
前に出てきたサツキの鼻輪に引き紐を結ぶと、そのまま紐を引っ張ってサツキをリアカーの前まで歩かせる。
サツキは嫌だ嫌だと大声で喚いたが、鼻輪を引かれてしまえばそれに大人しくついていくしかない。悲しきかな、それが牛のさだめなのだ
ちなみに、鼻輪の他にも牛達の首にはカウベルの付いた首輪が巻かれ、、耳には識別番号のついたタグが付けられている。
これらは家畜を飼育する業務上の必要性から俺が取り付けた物だが、それとは別に牛達の頭には二本の角が生えている。
この角は本物ではなく、彼女達が牛になった後手術で取り付けられた物だ。
これは外観から牛と人間の女性を見分けるためのもので、この角を切除することは法で固く禁止されている。
逆に言えば、角を切り落とす以外牛にしてはいけないこととして規制されている行為は一切ない。

俺が何をしても、サツキがどれだけ嫌がっても、俺が法で裁かれることはないのだ。
その点サツキは幸せ者だろう。俺には変な趣味などないし、家畜を家畜として扱うだけなのだから至って健全だ。
そんなわけで、家畜に荷を引かせるべくサツキのクリトリスのリングにリアカーの鎖を繋いだ。
当然、サツキのクリトリスも花子と同じく肥大だ。実に牛らしい立派なサイズである。
「それじゃあ出発だ。二頭とも頑張るんだぞ」
はい!という元気な花子の返事を聞いてから、俺は二頭の鼻輪から伸びる紐を引いた。
繰り返すが、鼻輪を引かれた牛は本能的に前へ進んでしまう。例え敏感な肉芽に、バケツ28杯分以上の重りがつけられていたとしてもだ。
「あ、あ゛ぁぁあ!!」
「う゛っぐぅぅ・・・!」
力仕事初体験のサツキが大げさな悲鳴を、何度か経験したことのある花子が耐え忍ぐような苦悶の鳴き声をあげた。
牝の急所であるクリトリスで、大の男が両手で動かしても苦労するリアカーを引いているのだ。牛達が絶叫してしまうのも無理はない。
しかしどんなに苦しくても、引き紐に引かれれば歩いてしまうのが牛という生き物だ。
サツキを気遣っていつもよりゆっくり歩いてやっているのだが、果たして俺のそんな真心はサツキに届いているだろうか。

しばらく歩いてから振り返ると、サツキと花子の顔は汗と涙でぐしょぐしょになっていた。

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