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異界の扉
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異界の扉 8

ジャスミンは遥かなる記憶に思いを馳せているのだろう、遠くを、遥か遠くを見る目になっていた。

「あの領主に目を付けられ、このお城に引っ張られて弄ばれ、殺されました。
それももう百年も前…主人や子供達もそれぞれの人生を終えました。
曾孫や玄孫はいるのでしょうけれど、今更会いに行っても重荷になるだけでしょう」
「そうだな…寂しかったろう。悲しかったろう」

愛する人々が、地縛霊となった自分を置いて、ここに残っているとも知らずに天に召されて行く。
悪領主に殺された人達の無念はいかほどだったろうか。
ライザ以外の全員が、同じ思いだとある者はうなずき、ある者は瞳を潤ませてジャスミンの話を聞いていた。

「ですが、死してなおミラグロス様やフェリシアさん達といった皆さんが私と同じように霊魂が残り、よくしてくださいました」
「ここに縛られた私達の前に魔王様が、お姿を現されました。そればかりか愛してくださっています」

ジャスミンの後を引き取ってミラグロスが続けた。
なんつーか…これほど感謝されると気恥ずかしくさえなって来るな。
おそらく俺はかなり赤くなっているだろう。

「恥ずかしいだけではありませんのね」
「あれだけ射精されたのに、まだこんなにお元気」
「なあ、そろそろ誰かの中に入りたいな」

しかし彼女たちの半数ほどは俺の顔より股間を見ていた。
いつまでも羞恥プレイされたくはないので、希望を出した。

「誰か?ですって?魔王様、仰っていただきませんと」
「そうだな…ミラグロスにするか。俺に尻を向けて」

ミラグロスが俺に尻を向けたので、俺も立ち上がり、彼女の僧服をめくりあげる。
エロく肉付いた太腿、そして、白い尻が姿を見せる。質素を旨とする修道生活故か、何も下着は身に着けていない。

「本当に綺麗だな。そして、ここは愛すべき淫らさだ」
「そんな…魔王様だからこそです」


彼女の割れ目に指を添える。
いつでも受け入れられそうなほど、濡れ切ったそこを指で触る。

「あっ…ああ…」
「では、入るよ」

背後から、のしかかるようにミラグロスの割れ目に俺自身を入れていく。
彼女のやさしさや体つきを示すような、やや緩やかな締め付けだ。
彼女の背に俺の胸板を当てるように、背後から貫いてそのまま抱きしめる。
手では修道女にあるまじき立派な素敵な胸を穏やかに掴み、俺の手にも収まりきらないそれを揉む。

「あっ……あふぅ……魔王様……」
「動くよ」
「はい…」

しっとり柔らかいミラグロスに抱き着いたまま、じゅぶっ、じゅぶっ、と、俺はゆっくり腰を動かす。
何度でも、それこそ彼女が嫌になるくらい、連続で抱けてしまえそうな素晴らしい体だ。
それで心根も優しく慈愛に満ちていて、こんないい女が修道女になったからには悪い男に狙われるのも無理はなく、現に彼女は不幸にもろくでもないサイコキラーな領主に目を付けられてしまった。
征服する喜び、いい女を自由にできる喜び、それ以上に、たまらない愛しさが俺の中に満ちてきた。
豊満で愛情溢れるミラグロスに、突いては引き、突いては引き。
そのまま抱きしめて、柔らかい肢体を味わいながら、腰を動かす。

「魔王様ぁ…」
「ミラグロス…」

彼女のあげる声にも、愛しさが満ちていた。

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