異界の扉 13
子供ができても旦那との夜の営みがじきに戻り、たくさん子供を産む、心身ともそんなタイプの女だと思う。
ジャスミンが命を取り戻したら、彼女との子供を何人も生ませたいものだ……
ん?そうした思いが顔に出ていたか。他の女たちが羨望と嫉妬の混じった視線を向けている。
まずは今この場のジャスミンに向き合うことにしよう。
柔らかい母性的な彼女を抱き、ゆったりと愛撫する。
その奪った領主ってのがろくでもないサイコキラーだったせいで、彼女やフェリシア達は成仏できず今もこの城にいるわけだ。
サイコキラーな領主に感謝…ってのも変な話だが、奴のせいで俺は彼女達と出会えた。
今度こそは幸せな生涯を皆にすごさせてあげたいものだ。
「ジャスミン、今度こそ幸せにしてやるぞ」
「有難うございます…」
お互いに少し頭を傾け、口づけを交わす。
最初は軽い口づけだが、俺が舌先で彼女の唇をなぞると、ジャスミンも口を開いて俺の舌を受け入れた。
互いに舌を絡め合い、ゆったりと唾液を交換し合う。
ジャスミンの舌技は結構上手で、俺の口の中を上手に刺激してくる。
優しさが感じられる、俺を大切にしてくれているとわかる、そんな舌技だ。