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異界の扉
官能リレー小説 - その他

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異界の扉 3


『まず…あなた様が選ばれて、この世界を訪れこれから始まる全ては偶然にして必然だと御了承下さい。選ばれる可能性は有ったが、必ずしも選ばれる訳では無かったとゆう事です。』

つまりは運が悪かったのか良かったのか…巻き込まれた事は確実なようだ。あくまで不本意だが、このカードの言葉を信じないことには先に進まないだろう。帰るにしても、手段が見つかってるわけでもない現在とれる選択肢は限り無く一つ、この言葉に従うのみだ。

『この世界で重要な事は、鍵・カード・本を失わない事。自らの常識に捕われない事などです。必要になれば御教えします。』
そう言われると、どんなに腹が立ってもオレはこれを捨てる事は出来ないようだ。
これらでどうしろというのだろうか。常識にとらわれない、とは言ってはいるが…。
まずドアに鍵を押し当てても駄目だった、開かない。ドアに鍵なんて当たり前すぎるか。
とにかく突拍子の無い行動をしろということだろうか?しかし、ユーモアのセンスが無いオレは突拍子の無い斬新な行動とやらが全く思いつかないでいた。
本に鍵を押しあてたりカードを投げたりするが、どうにもならない。余りにも広すぎる選択肢に少し腹が立ってきた。
そんなこんなで数時間が過ぎた。孤独感と理不尽さにおかしくなってきたオレはヤケを起こしついに全裸になった。
もはやどこかが壊れたとしか言いようがない。精神が限界に来ていた。
先程の声も忘れて、部屋を走り回る。巨根が揺れ、妙に高ぶる。
このまま死ぬまで閉じ込められるのなら、最後は猿のように快楽にふけって居たい…。

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