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侍物語〜サムライストーリー〜
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侍物語〜サムライストーリー〜 7

静が戸を開けようと近づくと、開くのを待たず戸が開き中にゾロゾロと男たちが入ってきた。
「やっと見っけたぜ!」
遠めから見ていた虎太郎はすぐにわかった。
中に入ってきた男たちは昨日、理緒に絡んでいた輩だからだ。
「・・・どのようなご用件でしょうか」
「おっ!昨日の腰抜けもいやがる。今日はにがさねえぜ!」
静の言葉には耳を傾けず、真っ直ぐに理緒のところに向かおうとする。

ダン!

あたりに鈍い音が響く。男たちが振り向いた先には、木刀を手に男たちを睨み据える静の姿。
「何の御用か存じませんが、娘に手を出すおつもりなら・・・お引取り願います」
「なんだアンタから犯られたいのか?なら犯ってやるぜ?」
ニタニタと笑いながら静の周りを取り囲む。
その間に、虎太郎が、立った。
「待つでござるよ。拙者が、相手に、なるでござるよ。」
「今日は逃げないのかよ、腰抜け野郎」
昨日の輩が吐き捨て、他の奴はその後ろで笑い声をあげている。
静に姉妹のいる道場に行くよう促し、柄に手を掛ける。
「てめぇに用はねえよ。さっさとメスどもを渡せ」
後ろの男が虎太郎を睨み付ける。
「メス…だと?」

虎太郎が一歩踏み込む。
その直後、虎太郎を睨み付けた巨漢が門の向こうに吹っ飛んだ。
「な!?」
動かなくなった巨漢を呆然と見る男たち。

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