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侍物語〜サムライストーリー〜
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侍物語〜サムライストーリー〜 4

このままだと下半身が耐えられないので体についた泡を急いで落とし虎太郎は湯船の中に入った。
虎太郎が湯に入ると、娘達は入れ替わりに湯船から出て上がる。
「虎太郎様、ゆっくりと温まってくださいませ」
姉の瑞希がそう言うと、理緒は少し残念そうに頭を下げ、珠美は手を振る。
そして、風呂には静と虎太郎が残り、静は微笑みながら湯船に入って来た。

湯船で静は虎太郎に身の上話を始めた。
この家は誠真一刀流の道場で、先代の道場主、真来谷高斎の一人娘であった静は父から極意を伝授される腕前を持っていた。
道場は静達の住む富沢町の治安を守るのに貢献していて、静は町の顔役の縁者から婿養子を迎えた。
しかし、この富沢町に半沢一家と言うやくざ者が幅をきかすようになってから、富沢町の治安は悪化し、治安を守るこの道場も静の夫と父が相次いで亡くなってから寂れ、今では弟子一人もいない有り様になっていた。

静は娘達に剣術を教え、何とか身を守るのがやっとの状態で、長女の瑞希は素晴らしい腕前だが、次女の理緒は若干稽古嫌い、三女の珠美はまだまだ修行中で不安を感じていた所だったのだ。

「わたしも剣を持つ身、虎太郎様が並々ならぬ腕前である事は分かっております・・・もしよろしければ、我が家に止まり娘達を守ってはくれませぬか?」
虎太郎に身を預け、手をそっと虎太郎の怒張に添える静に虎太郎が聞き返す。
「静殿はその為に拙者に迫っておられるのか?」
虎太郎の言葉に静は笑みを返して、豊満な乳房を虎太郎の胸板に押し付ける。
「・・・と、言うのは建て前。わたし年甲斐も無く虎太郎に惚れてしまいました・・・だから、我が家にいてもらいたい・・・笑ってくださって結構です、節操の無い女と・・・」
そんな静を虎太郎は抱きしめ、豊満な乳房に手を這わす。
「いえ、静殿のような美しいおなごに惚れられるのは男冥利につきまするよ・・・拙者こそ、静殿を拙者の女にしたい、よろしいか?」
虎太郎の言葉に、静は嬉しそうに微笑む。
15歳の瑞希、14歳の理緒、12歳の珠美の母であるが、静もまだ30歳になったばかり・・・女盛りの身体に一人は寂しすぎた。
まだ恋のできる年だけに、この現れた立派な青年に一目惚れし、恋の炎を激しく燃え盛らしたのだった。

しかも惚れ込んでいるのは静だけではない。娘たちもいままで身体目当てでしか自分たちのことを見なかった他の男どもと違い、自分を一人の女性として見てくれる虎太郎に強い好意を抱いていた。
「静殿の胸は柔らかいですな」

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