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侍物語〜サムライストーリー〜
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侍物語〜サムライストーリー〜 3

「ま、前!?前はいいでごさる!」
顔を赤くし慌てる虎太郎。
「そんなはずかしがらなくても・・・」
くすりと笑う理緒。
「しかしでこざるな・・・」
「いいから前を向いてください!」
こうなると理緒の言うことを聞くしかなくなる。
苦し紛れに手ぬぐいで大事な部分を隠す。理緒は機嫌がいいらしく、満面の笑みで胸板を洗い出した。
「細いと思ってましたが・・・筋肉は結構ついてるんですね♪」
いいながら隅々まで洗っていくが残るは一ヶ所。
「かたじけない。おかげで助かったでござるよ。」
何が助かったのかはわからないが、終了を告げてみる。
「もう少しですからね〜」
やめる気はさらさらないらしい。
(仕方ない・・・)
おとなしく手ぬぐいをとる。初めて見るのだろう。さすがに驚いているらしく顔は赤く、手つきもぎこちない。しかし、一生懸命やってくれているらしく、表情は真剣だ。
「これで終わりでござるな。しかし、恩人とはいえここまでするのはまずいでござるよ。誰もが拙者みたいにおとなしくしてるわけではござらん。」
と、一応釘を刺しておく。
「わかってますよ。虎太郎様だから特別です。でも虎太郎様なら・・・」
顔をさらに赤くしながら微笑む。

そのとき
「お兄ちゃーん、一緒に入ってもいい?」
と、すでに裸で扉を開き、入る気満々の珠美が聞いてきた。
「かまわないでござるよ」
苦笑しながら答える。理緒は会話を遮られてちょっと不満げだ。
「それなら私も一緒に入る。」
とつぶやいて脱ぎだした。虎太郎はこれから起こるかもしれない自身の下半身の反応を隠すため、再び手ぬぐいで隠す。
予想通り、理緒はプロポーションがいい。珠美はまだ子供っぽいがすでにふくらみが出できている。
とりあえず気になったことを言っておく。
「普段は敬語から使わないのなら拙者にも使わないでいいでござるよ。」
「・・・本当ですか?」
「もちろんでござる。」
嬉しいのが見て取れるぐらい笑っている。恩人に対する筋を通していたが、やはり妹みたいに気軽に話したかったようだ。
「虎太郎様、娘達が粗相をしておりませんか?」
そう言って入ってきたのは静と瑞希。
流石に虎太郎も、静と瑞希の女の色香に溢れた抜群の肢体と、かなり豊満な乳房に男性を反応させてしまっていた。
娘達はそれに気付いていなかったが、静は一人気付き、艶やかな笑みを浮かべると虎太郎の耳元で囁いたのだ。
「虎太郎様、娘を助けて頂いたお礼に・・・後で寝所に参りますわ・・・」

「・・・ここの一家はみな男に慣れているのでいるみたいでござるな。」
虎太郎の入浴中に一番年下である珠美はともかく姉の瑞樹まで胸を隠さず入ってくるのに驚いていた虎太郎は静に小声で聞いてみた。
「そうでもないです。よほど虎太郎様が気に入ったのでしょう・・・もちろん私もお慕いしています。」
微笑みながら隣に腰掛け身体を洗い始めた。つい胸に眼がいってしまうが極力見ないように全力で顔をそむける。背けた先には姉妹がじゃれていた。瑞樹と眼が合うと湯船に浸かっているからなのか、恥ずかしいのかわからないが顔を赤らめて微笑んでくる。
「あの子が男性に笑顔を見せるなんて・・・罪なお人♪」
静は何が嬉しいのかさっきから笑みが絶えない。

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