侍物語〜サムライストーリー〜 28
思わず、甘い声を出しそうになる。
それを必死に抑えた。
「母上」
後ろから声がして振り返る。
末っ子の珠美が立っていた。
この娘だけは、まだ虎太郎の手が届いていない。
まだ幼いからだ。
「今日は、友達の家に泊っても良いですか?」
「え・・・あっ・・・よい・・・わ・・・よ・・・・はあん」
必死に平静を取り繕うも、声が漏れ出す。
「母上。どうかしたんですか?」
珠美が首を傾げて聞いてくる。
「なんで・・・も・・・・ないわ」
それなら良いです、と言い珠美は背を向けて走り去った。
静は、珠美が気付かずに行った事に安堵を漏らしながら、下を見た。
下からポタリ、ポタリ、と水滴が落ちる音が聞こえてきた。
『・・・感じている』
静は、棒の凄さに、驚きを隠せなかった。
棒は、それに答えるように静の太腿を撫でた。
「ああああ、だ、だめ・・・・・・」
思わず声を漏らす静。
棒は、静の声を聞きたいのか、更に動く。
静は必死に声を押し殺し、道場へと向かった。
道場までの道のりが、山登りのように感じられた。
息が絶え絶えしく、荒い。
途中、瑞穂の部屋を通る。
そこでは、襖越しに嫌らしい声が聞こえて来る。
「姉上の・・・・綺麗」
「ああ、理緒。貴方の、あそこも、綺麗よ。ああ、駄目っ。もっと舐めて・・・・・・・」
二人は、再び身体を合わせている様子だった。
そっと襖を見ると、今度は互いに秘所を舐め合っている最中だった。
二人とも舌を出しながら、舐め合っていてこちらに気付かない。
『許して・・・・私は・・・・貴方達を怒る権利が無かったわ』
こんな化け物のような棒に取り付かれた自分を静は呪いたくなった。
そっと離れて、再び道場に向かう。
道場へと息も絶え絶えの様子で、到着した静は木刀を手に取り、精神を集中させようとした。
グチュ、グチュ、グチュ、チュルチュル
「ああ!!」
静は、木刀を落として、地面に倒れた。
袴が乱れる。
棒から舌が出て来て、静の太腿を舐めていた。
「し、舌まで、出て来るの・・・・・・・・」
ここまで凄いのか、と驚く。
棒は、静の秘所を貫きながら、舌で太腿を伝い、足の隙間まで舐め始めた。
棒は、静の秘所を貫きながら、舌で太腿を伝い、足の隙間まで舐め始めた。
静は、木刀を掴み、棒にして立ち上がった。
『ま、負けない。た、耐えるのよ・・・・・』
必死に弱気になる自分を叱咤した。
震える両手で、木刀を正眼に構えて振り降ろした。
しかし、先ほどのような切れはなく、遅い。
その間も
ポタリ、ポタリ、グチュ、グチュ、グチュ、ヂュルヂュル
と淫らな音が聞こえ、道場の中に響き渡る。