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侍物語〜サムライストーリー〜
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侍物語〜サムライストーリー〜 11


気づいたときには、すでに決着がついていた。握っていたはずの刀は根元から叩き折られ、その衝撃で体ごと弾かれた。両腕は折られ、鈍い痛みが走っている。
「殺しはしないでござる。だが、その腕ではもう刀は振るえまい」

そう宣告し、仰向けに倒れている相手の傍らに立つ。
「再び拙者達の前に姿を見せたら・・・命の保障はしないでござる」
「他の者も同様。拙者の気が変わらぬうちに去れ」
その言葉を聞くや否や、手下たちは左兵衛を連れて一目散に逃げ出していった。
「これで一件落着でござるな」
静と瑞穂にそう言ったときの虎太郎は、いつもの笑顔に戻っていた。
長屋に戻ると理緒と瑞希が既に三人の帰りを待っていた。
虎太郎たちの姿を確認すると、二人は満面の笑顔を浮かべて走り寄ってきた。

その夜、虎太郎が寝所で休んでいるとき、気づけば襖に人影が浮かんでいた。
「静…殿?」
そう呼びかけるが、襖を開いて入ってきたのは、
「瑞穂殿…」

寝間着の瑞穂は、部屋に入り戸を閉めると、虎太郎の前で三つ指をついてお辞儀をする。
「虎太郎様……お情けを下さい……」
黙って瑞穂を見るしか無い虎太郎。
先程まで激しく交わり部屋から出た静の体温がまだ布団に残っていたし、静を抱いた以上、娘に手を出すような無節操な真似はしたくは無かった。
「虎太郎様と母様の事は存じております……先程、母様からお情けを頂いてらっしゃいと言われました……」
頬を朱に染め目を潤ませる瑞穂。
「瑞穂殿は、静殿に言われたからここに来たのでござるか?」
「いえ……瑞穂は虎太郎様になら全てを捧げてもよいと思っていました……もし母様がそう言ってくださらなければ……母様と虎太郎様を取り合いしてました」
普段無口な少女が、一生懸命喋って想いを伝えようとしている。
そして、瑞穂は帯に手をかけると……スルリと解き、寝間着すら脱ぎ去る。
薄明かりに淡く光る白い肌、母譲りの豊かな双丘がふるふると揺れる。
「虎太郎様お願いです……瑞穂を貰ってください……」
必死に頼む少女の目は……涙に濡れていた。

「瑞穂殿…拙者でよいのか?」
「虎太郎様でなければ…嫌でございます」
そう言って虎太郎の胸に飛び込む瑞穂。
静とはまた違った瑞々しい肢体に、虎太郎は興奮を抑えきれない。
「分かったでござる。今宵より瑞穂は拙者の女…一度抱くだけでは許さぬ故、覚悟するでござる」
「あぁ…虎太郎様…嬉しゅうございます。何度でも、何日でも、瑞穂を犯し続けてください…」
そう言った後、虎太郎と瑞穂は唇を重ね合わせた。

唇が重なった瞬間から虎太郎は瑞穂の口内に舌を入れ、荒々しく瑞穂の舌と絡め合わせた。
「ん…じゅ…ちゅる…」
瑞穂は抵抗することもなく、むしろ自分から積極的に舌を絡めてきた。
しばらくして二人の口が離れた後、唾液の橋がキラキラと光っていた。
虎太郎はすかさず、右手を瑞穂の下腹部に這わせる。

クチュ…

「ふふ…もう濡れてしまったでござるか?」
「あ…やだ…」
虎太郎はそのまま瑞穂を押し倒し、右手はそのままに、左手で豊かな美乳を揉み始める。
「ん、はぁ…虎太郎様…」
「接吻だけでこんなに濡らすとは…淫乱でござるな、瑞穂は」
そう言いながら指で瑞穂の膣内をかき回す。

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