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魔法?の杖
官能リレー小説 - その他

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魔法?の杖 8

俺が魔法を放ち終えると太陽が顔を出し始める
それは通常よりも早い速度で上がり始める
それにつられて人々も動き出す、そう、世界の時間を加速したのである
日が登り公園にも人が集まる、そして新たに出来た噴水を人々が眺めて行く
その度に女達の悲鳴と絶頂の声が俺の耳へと届いた
だが、一週間程過ぎた辺りから反応が弱くなっていき、二週間目になる頃には単純な喘ぎ声しか聞こえなくなってしまった
「ここらが人間の限界か…」
俺は時を巻き戻し、彼らを噴水に変えた直後まで遡った
夜の公園に佇む卑猥な噴水を前に俺は手をかざし元へと戻して行く

彼らが人間に戻ると同時蓄積された刺激が一斉に身体中を駆け巡る
男達は壊れた蛇口の様に射精を繰り返し、女達は潮を吹き上げた
「なかなか面白かったな。
それじゃあ、俺はもう行くけど。
お前らそのままの勢いで、朝までセックスし続けてろよ」
イカ臭いにおいが漂って来た公園に背を向けると、俺は夜空に飛び立った。


その日は朝から暑い日だった。
特に予定も無くフラフラと、公園に遊びに来てしまった。
この公園はこの間、学生が乱交騒ぎの果てに救急車で運ばれたと、話題になっていた。
今の時間は子供連れの親子が多く見受けられる。
「さて、今日はどうしよかな…」
力を手に入れてからというもの、なんでも思うままになって、かなり退屈している。
女とセックスも、何時でも出来ると分かると、意外やる気が無くなるようだ。
「はぁ…それにしても今日は暑いなぁ…」
こんな時こそ噴水があると涼しくなるのに、そんな事を思いながら公園を見渡す。
この日差しの中、元気よく遊ぶ子供とそれを見守る母親が目に留まる。
最近、近所に新興住宅地が出来たおかげで、若い夫婦が増え、公園には若い母親が多く目立っていた。
その中からスタイルの良い新妻を見繕う。
普段隠している魔法の杖を取り出し、フリフリする。
普通の人には見えない、キラキラした光が公園全域に降り注ぎ、その場に居る全員の体に染み込んでいく。

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