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狙われた女子アナ
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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狙われた女子アナ 22



「こちらが、ご依頼の品です。どうぞ、お納めください。一応、DVDの内容もご確認頂きたいのですが…どうされますか?」
「いや、結構です。この写真だけ見れば十分です。」
「そうですか…しかし、良く撮れているでしょう?」
「ええ…これだけボロボロにされれば…復帰しようなんて考えは出てこないでしょうね…ありがとうございます。」 
数日後。金髪男達が「依頼主」に提示したのは、茶封筒に入った何十枚もの写真と、1枚のDVD。
膣奥を突かれ泣き叫ぶ表情。
2本同時にペニスを頬張り、慰める様子。
全裸で男に跨がり、淫らに腰を振り快感を貪る姿。
何発も中に出され、白濁が垂れ落ちる淫裂のドアップ。
写真にはフ○テレビ期待の女子アナ・井○清華が、低俗なエロ本の様な姿を強いられ、収められていた。DVDの中身は、推して知るべし。清華は現在、「体調不良」という名目で、TVの画面から姿を消している状態だ。復帰する事すら、恐らくは…。
「これで井○アナが失脚すれば…メインMCの枠が空き…代わりには…フフッ♪悪いお人ですねぇ…あなたも?」
「やっぱり…TVの中…女子アナの世界は…ドロドロしてますねぇ〜っ。お〜っ♪恐や恐や…」
「ク○パンに…まさかこんな裏の顔があったとは…人は見かけに寄らねぇもんだなぁ…」
男達の茶化すような台詞にも、無言のまま、ニヤリと不敵な笑みを返す依頼主・久○暁子。愛嬌のある清華の笑顔とは対を成し、端整で凛としつつも、小悪魔か魔女の様な恐怖が同居していた。
「これで全て上手くいけば…報酬は更に弾んでもらう事に…」
「ええ…それは約束通り…お支払しますので…」
暁子は柔らかな表情で言葉を返す。これで邪魔者はいなくなり、自身の未来が開ける…そう信じていた暁子だが、その運命が即座に暗転する事になるとは…この時は夢想だにしていなかった。
「いや、金銭面はもう十分ですよ。報酬は…別の形で頂こうかと考えてまして…」
「べ…別の形…って?それ…どういう事ですか?」
訝しがる暁子に、金髪男はポケットからスマホを取り出し、言葉を続ける。
「まぁ…こちらを聞いて下さい…覚えがあるでしょう?」
スマホから流れる音声に、暁子は青褪める。

『なるほど…井○清華アナを…我々の手で滅茶苦茶にして欲しいと…』
『ええ…2度と立ち直れない程に…休職や退社まで追い込んで頂ければ、報酬は2倍でも構いません。』
『ほぉ…それはそれは…では、休職・退社した際には、改めて追加分を支払っていただく形で宜しいでしょうか?』
『まぁ、休職・退社しない場合でも、収録した映像を裏で売り捌けば、此方としては構わないんですがね…』

暁子と男達との「交渉」の一部始終は、音声記録として残されていたのだ。予想外の展開に、狼狽し視線が泳ぐ暁子。
「こっ、こんな事して…騙したんですねッ?卑怯な…」
「いやいやいやいや…『騙した』とか『卑怯』とか、同僚を陥れた張本人の台詞ですかねぇ?」
「此方もそれなりにリスクを負ってますので…十分な『対価』は得ないとねぇ?それに、世間にバレて困るのは、お互い様でしょう?」
「ぉっ…脅す気ですか?けっ…警察に…」
「何て言うつもりですか?言えば…あなたも無傷では済まないでしょうねぇ?」
「まぁ…ウチ達みたいな裏家業は…多少『キズ』が付いたところで、痛くも痒くも無い。ですが、女子アナの様な人気商売だと…僅かでもキズが付けば…お分かりでしょう?」
言葉を返せず唇を噛む暁子。己の所業と軽率さを心底後悔するも、時既に遅し。
「…な、何をしたら…お金ですか?」
「先程も申した通りですよ?金銭ではなく…別の形で頂くと。とりあえず、後日改めて連絡させて頂きます。応じて頂けなければ…分かりますよね?」
「く……ぅ……分かり…ました…」
男達の毒牙に掛かり、嵌められ絶望する暁子を置き去りにし、男達は去っていく。不敵な笑みを浮かべながら。 

朝の生出演、そして反省会を終えた暁子。あれから数日経ち、男達は不気味なまでに沈黙を続けていた。気もそぞろな暁子は、いつも以上にニュースで噛み、段取りを飛ばしかける始末で、反省会でもディレクターに注意された程だ。気落ちする暁子の元に、遂にあの男達からメッセージが入った。
『お久しぶりです。今日は随分と噛んでいたようですが、ご機嫌いかがでしょうか?先日の【報酬】の件についてです。此方の場所までお越しください。お待ちしています。」
ご丁寧に待ち合わせ場所…都内の某ビジネスホテル…の地図まで添付されたメッセージ。伏し目がちに画面を見つめる暁子。何を要求されるのか…朧気ながら想像し、暗澹たる気持ちで立ち上がり、身支度を整える。

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