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ヤケクソPと崖っぷちアイドル
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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ヤケクソPと崖っぷちアイドル 3

「よろしくお願いします!」

倭が挨拶すると「HeartFULL」のメンバー全員が元気よく返し、頭を下げる。

「僕は今まで全く違う世界にいた人間だからアイドルのことはよく知らないんだ…君たちのプロデューサーをしていくことで一緒に成長できたらいいなと思っている」

倭の話をメンバーたちは真剣に聞いている。

「ところで、僕の前にプロデューサーっていたの?」
「風間さんが初めてです」

「あれ、そうなの?」
絵里の言葉を受け、倭は少し驚く。

「私たち、ユニットを結成してから結構時間が経つんですけど、その…全然売れなくて、見かねた社長さんが外部から腕利きの人を呼んでくる!なんて言い出して…」

倭は社長の顔を思い浮かべる。
人のいい感じではあるが、なんでまた自分を…思わず苦笑する。

(なるほど・・そういう事か。社長は今のままでは売れずに解散してしまうのを危惧して俺に頼んできた。このままだったら今までこの子達に投資してきたお金が全て無駄になってしまうからな……それに俺の事は社長はよく知っている。枕営業で何人もの女性を表舞台に立たせてきたことを……こんな若い娘達にも枕営業させろって事か。金の亡者だな。あの社長も)


倭が一人考え事をしていると、隣にいる絵里がじぃーと彼の方を見つめているのに気づく。
「どうした?」
「あの・・これからどうしたら良いかと思いまして・・今まで営業したりもしたんですが、あまり効果もなくて」

「まぁそうだろうな。知名度があれば話は別だけど、無名な娘を起用してあまり世間にウケなかったら、マイナスになる可能性もあるから、どうしても慎重になってしまうんだよ」
「じゃあどうしたら良いんでしょうか?」
絵里は困ったような顔をして倭の顔を見た。

「僕に知り合いがいるからその人に掛け合ってみる。OKだったら、とりあえずはリーダーの絵里ちゃんと僕とでその方と一緒に会ってもらおうと思う。上手くいけば起用してくれるかもしれない」
「本当ですか」
絵里は瞳を輝かせて嬉しそうに倭の顔を見て言う。

他のメンバーも「本当に?」とびっくりする娘もいれば、
「こんな敏腕プロデューサーさんがいたなんて、私たちついてるね」と嬉しそうにしている娘もいたりとみんな大はしゃぎ。


その日の夜、
倭は絵里と二人で知り合いのCM制作会社のディレクターの一人と会うことになった。

知り合いのディレクターとは事前に話は終えており、CM出演を条件にリーダーの娘の身体を好きにして良いと話し、画像を求められたので送るとスタイルと顔が気に入ったとの事でOKをすでにもらっていた。




「実物は写真よりもずっと可愛いじゃないか、倭くん」
「そう言ってもらえるとプロデューサーとしても鼻が高いですよ」

倭と、CMディレクター松沢が酒を飲みかわす。
誉め言葉の連続に絵里はほのかに顔を赤くさせ、少し感極まってもいた。


後藤絵里、21歳。身長164cm、Dカップ。

「素晴らしいな。水着グラビアとかはやらないのかい?」
「今まで、考えたこともないです…」

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