PiPi's World 投稿小説

ヤケクソPと崖っぷちアイドル
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

の最初へ
 0
 2
の最後へ

ヤケクソPと崖っぷちアイドル 2

絵里が事務所を去った後、倭は自分のデスクの書類や荷物をまとめるついでに絵里たち「HeartFULL」の活動の模様を少しだけ見ようとパソコンの電源を入れページを立ち上げた。

「ふむ」

動画サイトにある日のライブイベントの模様があった。
彼女たちのダンスはなかなかキレがあって良いし歌唱力もそこそこある子が多いと感じる。衣装も王道風から少しセクシーなものまで多岐にわたり一人一人のスタイルも悪くない。

しかし…
「客が少なそうだな…」

客席からのコールに今一つパワーが感じられない。
熱心な固定ファンはついているようだが、全体数は少ない様子。

時代はアイドル戦国時代とされる今、何か強調するもの、個性や特徴が一つは欲しいと思わせるが、このHeartFULLにはどうもそれがなさそう…倭は動画を見ながらそう感じた。

「そろそろ時間だな…」

倭はパソコンの電源を落とし席を立つとHeartFULLのメンバーが集まるトレーニングスタジオに足を運んだ。


倭が訪れたスタジオでは9人の少女がそれぞれ思い思いにトレーニングに励んでいた。
隣同士喋りながら気楽にストレッチしてる者もいれば、大きな鏡の前でポーズやステップの確認を行う者、ヘッドホンで音楽を聴き込む者、いろいろだ。

(動画でも見たが、皆素材は素晴らしいな)

中でも倭がその姿に見入ったのが、最年少の三竹智恵理だ。
プロフィールではまだ13歳と見たが、その発育っぷりに視線が行ってしまった。

長い黒髪を後ろでまとめたポニーテール姿。
グレーのタンクトップの下は、年齢と相反するかのような豊満な果実が2つ実っている。

(目のやり場に困るな)
倭は苦笑する。

「あっ!プロデューサーさん、来てくれたんですね!」
絵里が倭の姿に気づき、声をあげた。
その瞬間、智恵理も含めたメンバー全員の視線が倭に集中する。

(皆、レベルは高いな)

集中する視線に戸惑いながらも、倭は彼女たちに右手を上げて応える。

「集まってくれ」
そう言うと、メンバー全員が倭のもとに駆け寄ってくる。

「今日からキミたちのプロデューサーになった風間倭だ、よろしく」

SNSでこの小説を紹介

アイドル/芸能人の他のリレー小説

こちらから小説を探す