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淫天使降臨
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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淫天使降臨 3

彼女が挨拶を丁寧に終えると、指定されたソファーに座る。
その立ち振舞は芸能人のオーラがあり、更に苦労してその地位を手にれたであろう気遣いすら見て取れた。
それだけに全てのスタッフが、何故AVにと思うぐらいであった。

そしてカメラから映らない席にインタビュワーが座り、軽く挨拶。
この役はスタッフが兼ねる事も多いが、今回はプロを投入している。
田野清蔵と言う長年風俗ライターを本業にするこの男は、性産業に関わる女の心を開くインタビュワーである。
通称、ほっこり清蔵と呼ばれ、彼に取材された者はリラックスして本音を語ると言われていた。
そんな老年紳士が悠木汐莉に語りかける。

「まずはお名前から伺います」
「悠木汐莉です。声優業をさせて頂いてます」

カメラに向かい微笑む彼女はインタビュー慣れした芸能人そのものだった。
今からAV撮影の緊張感は無い。
ならば田野清蔵を投入しなくてもいいのではと言えるが、それは違う。
老舗AVメーカー彩女堂社長、和田山幸治は彼女のデビューに最高のスタッフを用意すると決断し、集めたからだ。
彼女はそれだけしてもよい存在と見ていた。

「まだお若いですね。今年で24歳だとか」
「はい、子役から始めたので芸歴は12年程で・・・声優業は高校生からですね」

そこからそんな風に雑談形式で悠木と田野の会話が数度続く。
時間はあまり取らないものの、焦って先には進めない焦らしの効果でもあるし、じっくりとやりたいと言う編集の意図でもある。

「さて、悠木さんの最初の性の目覚めはいつぐらいですかね?」

田野の聞き方は軽い。
しかし惹き込むような話術であり、その軽さと相まってついつい喋ってしまう者が多い。
そしてこれは、悠木汐莉と言う人間の奥底をさらけ出していく需要な事だ。

「10歳になる前ぐらいですかね、二人目のパパが私が寝た後に横でママと行為をよくしてました」
「寝た振りして見てたんですね」
「ええ、当然興味ありましたし」

悠木の家庭環境は複雑で、母親は4度の結婚。
彼女は最終的には所属事務所社長が養育している。

汐莉の母親とその社長も交際しているのだが、結婚しているわけではない、というのはまた別の話。

「オナニーもそのころ覚えた感じですか」
「はい。パパとママがしてる時に、横でしちゃったこともあったし、それを思い出して一人でいるときにしたり」
「当時はどんな感じがしました?」
「なんかいけないのはわかっていたけど、すごく気持ちよくて…そのあたりの頃から、胸も大きくなり始めましたね」

「ちなみに、今のスリーサイズは?」
「上から86,58,88です」

「おお、素晴らしいスタイルですね」
「背はそんなに伸びなかったのですが、胸はEカップです。」

そんな会話があってカットが入る。
そこでお役御免の田野清蔵は悠木と挨拶し、お茶が出される。
スタッフが次の準備に入る中、田野は監督の清野雅美に言う。

「いやぁ、流石に現場馴れしてますねぇ・・・堂々とした受け答えですよ」
「田野さんも和やかな雰囲気を作って頂き有難うございます」

清野は現役のAV女優でもあり、眼鏡のドS女王と呼ばれるキャラを売りにしていた。
本来の正確は穏やかだが、仕事に対するプロ意識が強く、近年は監督としても評価されている。

「じゃあ、耕太くんよろしくね」
「はいよ、まずは俺からだね」

彼女が声をかけたのはAV男優、桜塚耕太。
人呼んで乳捏ね耕太。
胸を映像的にもエロく、そして女優達からも激ウマと言われる乳揉みテクを持つ男優だ。
彼の乳責めだけで一本作れてしまう程に実力派のAV男優の一人である。

「悠木さんよろしく。まずは服の上から行かせて貰うね」
「よろしくお願いします」

耕太が汐莉の背後から近寄り、両手で豊かな双丘をやんわり揉み解していく。
最初は表情の変わらなかった汐莉だが、耕太が力の加減や揉み方を変えていくにつれ頬が紅潮していく。

「今まで何人の男にこうされてきたのかな?」
「いっぱい、です…でも、んっ、こんな気持ちいいのは、あなたが、初めてです…」

カメラが汐莉の微妙な表情の変化をとらえていく。

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