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僕の彼女
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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僕の彼女 13

「でも麻衣子と・・・思いっきりおめかしして・・・旅行とかいいよなぁ」
「でしょ、でしょ!・・・海斗のお洋服っ、私が選んでいいっ?!」

麻衣子はセンスがいいから、服のコーディネートとか結構感心する。
こうやって服を選んだりしながらキャッキャ言えるのは、この性癖と姿形故の楽しみみたいなものだ。

「ふふふ・・・私、海斗みたいなお嫁さん欲しかったのよ」
「じゃあ、結婚式は可愛いウエディングドレス着るからお姫様抱っこしてもらうよ」

こんな冗談言い合えるのも、僕と麻衣子だから・・・
でも、『海斗は俺の嫁!』的な事を常日頃言ってる麻衣子はある意味本心なんだろうなぁと思う。

何せ、掃除すれば何故かそれ以上に汚れる・・・
選択すれば洗濯機から衣類が何故か噴き出す・・・
料理すれば謎の物体を大量生産したり、フライパンや包丁が曲がる・・・

つまり、家事に関するスキルは壊滅的に無い麻衣子なのだ。

だからある意味、僕と麻衣子はフィフティーフィフティーの関係ではあるんだよね…

麻衣子がいくらナイスバディだからって、いくらセックスが上手いからって、僕以外の男だったら、もっても一月がいいところだろうね…

家賃や生活費は麻衣子が賄ってくれる。
今住んでるマンションもなかなか、僕一人じゃ住めない高価なものだ。

麻衣子の所属事務所は社長が女性で、広報や麻衣子のマネージャーも女性。
麻衣子との同居は事務所公認で、なぜだか社長さんからも僕は可愛がられている。この見た目のせいだろうか。

もともと女の子からは好かれるみたい…理由はよくわからないけど。
散々な目にあった学生時代だけど、女子とはむしろ仲良くさせてもらっていて、今でも連絡を取り合ったり会ったりしてる子もいるくらいだ。

因みに社長さんは僕が男だと知っている。
その上で同居に条件を出している。

・女として通し続ける事
・麻衣子を妊娠させない事
・麻衣子の仕事の邪魔をしない事

つまり、アイドル葉月メイのステータスさえ守れれば同居しても構わないってスタンスだ。
だから僕は外では海斗の『海』からもじった『美羽』って名乗っているし、当然だが女装で過ごしている。

社長からは『豊胸しちゃってアイドルでもやらない?』なんて薦められてるけど、今の所麻衣子のサポートができればそれでいいと思ってる。

胸は一応周囲の肉を集めてブラ着けると何とかAカップぐらいになるのに、パットを盛ってBカップに見えるようにしてる。
一応不自然では無いけど、まあ若干豊胸もいいかなぁなんて思ったりも。
麻衣子も僕の豊胸には一応賛成みたいなのは、普段は女の子同士のような付き合いがしたいからみたい。
男になるのはセックスの時だけでいいとか言ってる。

まあ僕自身だって嫌な過去を忘れるためにこの格好を始めて、それで麻衣子と再会を果たし、お互い両思いだったことがわかって同棲まで始めたのだ。
人生捨てたもんじゃない。

結局夕食、お風呂の後もまた麻衣子と致してしまって寝るのにまた時間を要す。
麻衣子は仕事がないからって求め過ぎだと正直思ってしまうが、まあこれはこれで、ということで。


翌朝…

「麻衣子、朝だよ」

当然起きない。

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