僕の彼女 12
ペチャペチャと音を立てながら口の周りをケチャップで赤く染める麻衣子…
これじゃまるで子供だ;…
こんな姿を見たら“葉月メイ”ファンはビックリしちゃうよな;…
まあ子供だったら男のコレを…こんな美味しそうに頬張りはしないだろうけどね;…
「うぅ〜ん…ぅおぃしぃいでちゅぅ〜…」
おい;ホントかよ?…
まあ先走りが出てきたから、ケチャップ以外にも多少の味付けはされたかもしれないけど;…
「もうそろそろいいんじゃないか?…これ以上ヤられたら、飯どころじゃなくなっちゃうよ;…」
僕の言葉にズボッと口を離す麻衣子…ちゃんと分かってくれたのかな?…
「ふふ、それじゃ今日の料理の味付けはぁ海斗の精液ってゆうのはぁどうかしらぁ?〜」
おぃ;…
その冗談キツイぜ;…
まったく、可愛い顔してこんなこと言うもんだから…ホント何も言えなくなるよ。
「後でたっぷりやるからご飯食べましょうって」
「はーい」
「はい、顔拭いて」
「ふふ、海斗ったらお母さんみたい」
「誰がお母さんだよ、もう」
なんだかんだ言いつつもしっかり夕飯は食べる麻衣子。
そりゃ仕事してきたんだもんな。
「そういえばね、今度ね、ちょっと長めのお休み取れるんだ」
「へぇ、頑張ったご褒美だな」
「だからね、海斗と、2人で、温泉とか行きたいなぁーって思うんだ」
温泉かぁ…
それゃあ嬉しいけど、こんなんで男湯には入れないよな;…
「でもさ、温泉だと一緒に入れないんじゃないか?…」
「大丈夫よぉ…海斗ならソレさえ隠したら女湯に入ったって、バレやしないってぇ〜!」
隠すと言ったって…僕のモンはそう簡単に存在を消せる程の大きさでは無いんですがね;…
「そっか、海斗と一緒なら混浴だな、混浴!」
「混浴!?」
「いいでしょ、それなら男女関係ないし」
…麻衣子の笑顔に、心は動くが。
「それとも、小さなお宿で私たちの貸し切りにして貰おうかな」
ああ、その方が安心できるかなぁ。