声のお仕事なんですが。 64
あまり気持ちよく叫び過ぎて、壁をドンって叩かれたらちょっと怖いしね…
まあお隣の彼はとても優しくて真面目そうだからそんな…
…だったら、私がされるんじゃなくて。
「大地くん、元気いっぱいねえ」
「あっ…」
「最近誰をオカズにしたの?」
「そ、そんな;…」
今までの強がりは何処に行ってしまったのかしら?…と思うほどに大地くんは顔を赤らめる…
「クスッ…一人エッチして来たばっかりなことは、ちゃんと分かっているのよぉ…」
貼り付いたティシュをピリッと剥がすと、大地くんの身体はビックんと跳ね上がった…
大地くんは浪人生で勉強漬けの日々だろう。
その合間の息抜きにオカズが欲しくなるのはわかる。
私も、元カレの宿題を見てあげた後に一発…って、もう何年前の話だ。
「そういうことも大事だよ。リフレッシュしなきゃ」
「はい…」
「私も一応大卒だからね、手伝えることがあればだけど…」
モノはすっかり興奮してビンビン。
その熱さを感じながらそっと握りしめる。
せめてこっちの面では協力してあげたい…
受験生にとってある意味性欲って…無いに越したことは無い存在かもしれないものね…
「さあ今晩は大地くんが勉強だけに集中出来るように、私も陰ながらに協力させてもらうはねぇ…」
大地くんの前で跪き、その主張するモノを見上げる。
あの時よりもたくましく見える。経験をすると成長して見えるのかな。
「あうっ」
「すっごく熱いね。それにヒクヒク動いてる。なんか別の生き物みたい」
そっと手でソレを包み込む。
ジワリと我慢汁だろう、液体が私の手にしみ込んでくる。
「大地くんはまだ何もしなくていいから、ね」