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声のお仕事なんですが。
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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声のお仕事なんですが。 1

海だ。
どこまでも海岸線が続いている…そんな気がする。

「日差し強いわね、オイル塗ってもらおうかな」
「肌綺麗ですねぇ」
「ねぇ、せっかくですからもっと波の近くで遊びましょうよぉ」

気心知れた仲間と、慰安旅行で南国の海にやってきた。
長い長い、ある意味での戦いを終えて。


…別に本気で戦争してたわけじゃない。
それはあくまで架空の世界のお話。

私たちは声優、アニメキャラに声という命を吹き込む仕事をしている。

つい先日まで同じ作品、魔法少女として戦いを繰り広げていた声優仲間が、今一緒にいる人たち。

「ごめんね手間かけさせて」
「いえいえ」
パラソルの下、ビキニを外した背中に私がオイルを塗っているお方は早川智美さん(33)。
この中では最年長だけどセクシーさでは群を抜いていると思う。

「智美さんったらまたエロいビキニだなぁ」
そこに近づくのは川村優梨愛(25)
アーティストとしても人気を誇る声優界のトップアイドルというべき存在。

「優梨愛さん、向こう行きません?」
「そうねぇ、今日はとことん遊びつくすかぁあ」
優梨愛を誘うのは浅野舞(21)
ここ最近で勢いをつけつつある期待の若手、だそうだ。
ちなみにピンクのビキニの下のオッパイは、かなりデカい。

「皆さん、早く早く〜」
波打ち際の近くまで早くも向かってはしゃぐのは桜野結華(17)
私たちの中では最年少。ただ、子役からこの世界にやってきたので芸歴は長い。
演技力は目を見張るものがある。


「リコさん、行きません?」
「智美さんはどうします?」
「私、ここで荷物見てるから、みんなで楽しんできたら?」
「そういう歳でもないんだけどなぁ…」

「リコちゃん、楽しまなきゃ損よ?」
「そうですよー」
「舞も、優梨愛も…」

仕方ない。そう思いながら重い腰を上げる。
でも、智美さんの言うとおり楽しまなきゃ損かも…ね。


そんな私は一之瀬凛子(27)
今いる皆と共演した作品で、ヒロインを演じた。
もしオーディションで落ちていたら、引退して実家に帰ろう、と思ってた。
それが主人公の役をゲットできて、あまつさえその作品が高評価を得られるなんて…夢にも思わなかったのだ。

「じゃ、ちょっと遊んできますね」
「行ってらっしゃい」
身に着けていた水色のパーカーを脱ぐ。
正直、ここにいる方々なんかより貧相な身体なので水着なんて…って思ったけどね。
智美さんはシートに寝そべってビキニの上なんて外しちゃったし。

「綺麗ですよ、早く早く!」
結華ちゃんはもう波と戯れている。ああ、そういえばこの歳であの胸、あの子もなかなかすごいな。

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