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声のお仕事なんですが。
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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声のお仕事なんですが。 25

「もぉぉ〜そんなの聞かないでも分かるはぁよぉ〜、だって美羽ちゃん…凄く充実した顔してるものぉ〜」
まあ顔を見なくとも、側で見ていたんだしね;…

「ごめんなさいリコさん…私ばっかり…」
「あらぁそんなこと気にすること無いはぁ…こっちはこっちで楽しませてもらったのよ…」

今回は美羽ちゃんに譲った。
やっぱり若い子同士だと激しくなっちゃうのかしらね…
…駄目だ、自分が歳をとってきた証拠か?

「ありがとうございました…!アニメも毎週欠かさず見ますね!」
雄大くんはそう言って爽やかに去っていった。
…この言葉が一番ありがたいかもね。



…ある日の夕方、アフレコが終わって帰宅の途中。
「混んでますね」
「仕方ないね、この時間だし」
同じ作品に参加している舞とは帰り道が一緒。

しかし、舞の格好ときたら、胸のシルエットは目立つ服で生脚も見せちゃうショートパンツ。スタイルは抜群だけど無防備にも見えてしまう。

10代ならまだしも舞ももう21…そろそろ年齢に見合った格好をするべきだとは思うけど…そんなことなかなか言えないはよね…

「ちょっとリコさん…後ろの男の子のが…」
120%マックスに混んだ電車の中、囁くような小声で舞が訴え掛けてきた…

そう言われたって私にもどうしようもできないんだけど…
舞の背後に立っているのは10代後半の少年。
高校生か大学生、結構背が高くてイケメンかも…?

「当たっちゃってます…あっ、手が」
もしかして痴漢!?
いや、この車内だから、不可抗力かも、でも…

「あっ、っ、あぁ…」

「何ぃ?そんな声出して、変なことされてるの?…」
「うぅん;…そうじゃないのぉ;…だけど当たってるの…手じゃない…」

ん、そうなの?…
舞に変わって怪訝な顔で少年を見上げる…

目が合うと泣きそうな表情を作る少年…顔を真っ赤にしているところを見ると、痴漢と疑ったことが申し訳無くも思ってしまう…

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