PiPi's World 投稿小説

あおいの秘密・続編〜ふみの秘密〜
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

の最初へ
 4
 6
の最後へ

あおいの秘密・続編〜ふみの秘密〜 6

女子高生からラインが届く。
「あと30秒でーす。
奥のテーブルの女の子4人組がふみさんのこと見てるよー!」
(…嘘でしょ!?)奥のテーブルに目を向けると、4人組の女の子がふみを見ながら爆笑していた。
(…気付かれた…あたし…笑われてる…。)ふみは顔を真っ赤にしながら、奥テーブルから目を逸らした。
(…まだ1分経ってないから、止められない…恥ずかしい…こんなのいやだよぉ…。)ふみが視線を再度中年男性に向けると、中年男性と目が合ってしまった。
(い、いや〜〜〜!!…み、見られてる…すごく見てる…あたしのこと…汚い物を見るような目で…は、恥ずかしい…!!早く終わってーーー!!)
ふみが恥ずかしさのあまり気を失いそうになった所で、女子高生からラインが届く。
「お疲れ様でした。気付かれちゃいましたね。ふみさんのこと軽蔑した目で見てましたねw」
ふみが席を立とうとした、その時再度ラインが送られてきた。
「命令 その場であたし達の席まで音が聞こえるぐらいのおならをしてください。」
(!?無理!絶対無理!!)ふみは頭が混乱していた。人前でおならをするということが、女性にとって如何に恥ずかしいことか、同性ならわかるはずである。それをしろと言うのか?
「本当に無理です!他のことならなんでもやります!」
ふみがラインを送ると、すぐに返信がきた。
「じゃあ、ここで全裸尻振り土下座しますか?w
早くおならしてください。10秒以内にやらないと、全裸尻振り土下座に変更しますよ?」
(…やるしか…ないの?こんなことまで…?)
ふみは下を向き、お腹に力を入れた。(…もう…やるしかないのよーーー…!!)
「…ぷぅ〜〜〜…。」店内に響き渡るふみのおならの音。
「…クスクス…誰か屁こいたよ…。」
「…でけー音…クスクス…。」
「…笑っちゃダメだよー。クスクス…。」周りの客の声が、ふみの羞恥心を煽る。
(…おならしちゃった…みんなに聞かれちゃった…。)ふみは顔から火が出る思いで下を向いていた。
「…つーか、臭くね?こいつ何食ってんだよ…クスクス…。」
「音のした方からすると絶対あのおっさんだよな?この臭いも、あのおっさんっぽいし…オエ〜…。」周りの客がふみの向いの中年男性の方を見ていた。
(…おじさん…ゴメンなさい…あたしのせいで…ゴメンなさい…。)ふみが心の中でそう思っていると…
「私じゃない!この子だよ!」中年男性は立ち上がり、ふみを指差していた。
「…あの子が!?…クスクス…やばくね?」
「音も臭いも絶対おっさんだと思ったのに…あの女の子可哀想〜!バラされちゃって…クスクス…。」
「…あ、あ…ご、ゴメンなさい…ゴメンなさいー!!」ふみは顔を真っ赤にしながら、走って店を出て行った。

SNSでこの小説を紹介

アイドル/芸能人の他のリレー小説

こちらから小説を探す