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あおいの秘密・続編〜ふみの秘密〜
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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あおいの秘密・続編〜ふみの秘密〜 5

「命令 おじさんの方を見つめながら鼻をほじってください。」
こんなに人がたくさんいる場で、そんなことできるはずもない。ましてや、相席している男性を見つめながらなど、考えただけでも恥ずかしくてたまらない。
「すいませんが、それはできません。人目につかないことであれば、なんでも従いますので。」
ふみがそう返しと、すぐに返事がきた。
「10秒以内にやらないとバラします。」
(…そんなぁ…もう考えてる時間ないよ…やらなきゃ…やらなきゃバラされちゃう!)
中年男性はちょうど新聞を読んでいた。
(…今なら…気付かれないかもしれない…今のうちに…!)ふみはゆっくりと人差し指を自らの鼻の穴に突っ込んだ。
(…は、恥ずかしい!…でも…おじさんは気付いてない…他の人も見てない…よかった…もういいかな…。)ふみが鼻の穴から指を引き抜こうとした時、女子高生からラインが送られてきた。
「鼻に指入れてるだけなので無効です。鼻の奥まで指を入れて、入れた指を力いっぱい回すこと。それを1分間続けてください。」
ふみは絶望した。鼻の穴に指を入れるだけでも、顔から火が出る程恥ずかしかったのに、さらに奥まで入れてしっかりとほじれと言うのだ。それも1分間も。
(…無理だよ…。)ふみが命令を実行できずにいると、再度ラインが送られてきた。
「10秒以内にやってください。」
(…もう…一か八か…やるしかない…!)ふみは人差し指を思いきり鼻の奥まで突っ込むと、力いっぱいほじり始めた。
(…恥ずかしい!もういやぁ!…早く…早く終わって…!)ふみは顔を真っ赤にしながら、必死に鼻をほじっていた。
今までこんなにも長い1分はあっただろうかと思える程、時間が経つのが遅く感じた。ふみは終始中年男性の方を見つめており、まだ気付かれてはいない。しかし、いつこちらを向くかわからないという恐怖で、ふみの心臓は激しく動き続ける。

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