私達ビキニヒロイン!! 10
このイベントに大金を積んだ木戸は、クラスの男子をギャラリーとして同伴していた。
男子生徒たちは海中より次々と現れ、知った顔に愛海は囲まれてしまう。
「さてと、さっそくセックスしょうじゃないか今津。
このイベントの参加権買うのに、3ヶ月分の小遣い使ったんだぜ。
他の奴らもみんな、待ちきれないって顔してるぜ」
「ひぃ…!」
愛海は恐怖した、木戸はやると言ったら力ずくでやる男だ、捕まれば確実に犯されてしまう。
必死に逃げようと周りを見回す愛海だが、周囲を海と同級生に囲まれ、逃げ道は見つからない。
そんな愛海の視界の端に、カメラを構えるスタッフが映る。
「カメラさん助けて!」
スタッフに助けを求める愛海。
だが、スタッフは一向にその場を、動こうとはしなかった。
「なんで!?カメラなんて回してないで助けてよ!」
愛海の叫びは無視され、変わりに一枚のボードをスタッフは愛海に向ける。
《そのまま続けて!》
それは撮影続行の指示だった。
そして、戸崎はトドメとなる言葉を発した。
「アイツ・・・高山達也の親父ってなぁ・・・オレの親父の会社に勤めてるんだぜ」
愛海の一番痛いところを確実に突く戸崎に、愛海は身体をわなわなと震わせた。
「賢い今津ならどうすればいいか分かるだろぉ?」
全くもって下衆だ。
反吐が出るぐらいこの男が嫌いになった愛海だが、それを拒絶はできない。
涙を必死にこらえながら、砂浜に膝をつく。
戸崎はにやにや笑いながら、愛海の104cmIカップを赤いビキニの上から掴む。
「オレなら少々今津がマワされたって可愛がってやれるぜ」
「いやぁ・・・」
抵抗もできず弱々しい声を上げる愛海。
「たまんないな…いつもお前のこと見てたんだぜ。俺だけじゃなくてここにいる皆もな」
周りで見ているクラスメートの中には、スマホやコンデジで戸崎が愛海の胸を揉みまくる瞬間を撮影している輩もいる。
「柔らかいな…」
「あ、あ、いやぁ…」
瞳に涙を溜め、イヤイヤと首を振る愛海。
「お前の事務所、金に困ってるんだろ?親父の会社でよければスポンサーになってもいいんだぞ?」
「あ…ん、んっ、ダメ、だめぇ…」
ねちっこく胸を攻める戸崎の手つきに、愛海は嫌がりながらも声を上げてしまう。
「ほら、こっち向けよ」
「ゃ、ぁあ…んんんんんっ…!」
強引に愛海の唇を奪う。
本当なら達也が相手のはずのファーストキスを…