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私達ビキニヒロイン!!
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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私達ビキニヒロイン!! 9


「見渡す限り綺麗な海……今これは私が独り占めしてるのね……夢見た〜い!」

念願の海を前に愛海は興奮した。
島に上陸してからというもの、ミーティングや先程の全体撮影で、目の前に海があるのに入る事が出来ず、愛海は相当に鬱憤を募らせていた。
準備運動もそこそこに、海へと駆けた彼女は、全身で南国の海を堪能する。
スタッフが遠方より投げ入れた浮き輪めがけ、平泳ぎで近づき受け取るとそれを利用し、ぷかぷかと波と戯れる。
そして、1人微笑む。
「ふふ、これが終わったら達也くんとデート♪」
達也とは愛海の幼なじみで想い人。
近すぎるせいか、なかなか男女の関係になれず、ようやく手を繋げるぐらいの関係。
そんな学生らしい関係であれ、彼女の表情は幸せそのものだった。
しかし、そんな彼女に声をかける男がいた。
「いよぉ、今津」
その声に振り向いた愛海の表情が固まる。
「戸崎・・・くん?・・・」
明らかに非好意的な愛海の表情とニヤニヤ笑う戸崎。
愛海と達也、そしてこの戸崎は同じ学校同士。
知らぬ仲では無い。
ただ、学校内でも愛海に関わらず、戸崎を好く者はいないだろう。
大富豪の家庭に生まれ、やりたい放題の傍若無人。
親の金で全てを解決してきた最低な男だ。

「なんで…ここにいるの…?」
「いちゃ悪いか?俺ん家くらいの財産があれば、南国の無人島一つ貸し切るくらい容易なことなんだぜ」
愛海の表情が曇る。
イケメンではあるがその性格は最悪、愛海も一番会いたくなかった存在だろう。

「お前がここで撮影するってのも知ってたんだよ」
「なんで…」

戸崎の後ろから次々やって来る男たち…
「みんな!?なんで…?」
皆、愛海のクラスメートだった。

「俺が誘ったんだよ」
「どうして…」
「お前のような美少女がクラスメートで、しかもグラビアアイドルだぜ?そんな存在が身近にいたら、男だったら誰だって妄想することはあるだろ?」

「どういう意味よ…」
「ピュアな今津にはわからないだろうな。でも俺らは皆、お前を見ていてどうにかなりそうだったってことさ!」

戸崎の後ろにいたクラスメート達がジリジリと近寄る。
「な、何…怖いよ、やめてよ…」
「怖い?何、俺らとちょっと楽しいことするだけさ」
「な、なんなのよ…!」

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