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Infinity〜若社長とグラドルたちの日常
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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Infinity〜若社長とグラドルたちの日常 156

すると、賢太郎の携帯電話が鳴った。
賢太郎「もしもし、恵里子さん?」
恵里子からの電話だった。
恵里子「賢太郎くん、おはよう。迎えに来たよ。」
賢太郎「ちょっと待って貰えますか。まだ朝食中なので・・・。」
恵里子「解ったわ。それじゃあ、部屋に寄るね。」
賢太郎「お願いします。」
賢太郎は電話を切った。
千夏「恵里子さんが来るの?」
賢太郎「うん、そうだよ。」
雅「えっ、恵里子さんが来るのですか・・・。」
雅は、少しオドオドしていた。
あんり「雅ちゃん、どうしたの?」
雅「いや、ちょっと・・・。」
心「あっ、そう言えば雅ちゃん、恵里子の事が、少し苦手だったのよね。」
雅「そうなんです・・・。」
賢太郎「シマッタ。そうだった・・・。」
千夏「そうだったね。雅ちゃん、賢くんにべったりしていると、恵里子さんに怒られていたものね。」
あんり「そうだったんですか・・・。」
すると玄関から恵里子が入って来た。
恵里子「賢太郎くん迎えに来たよ・・・。おっ、雅発見・・・。」
恵里子の声を聞いた雅は、ビックッとした。

恵里子「久しぶりねぇ」
雅「は、はい…」
恵里子「あの頃より、だいぶ大人っぽくなったわね」
心「そうかもね」
恵里子「話は賢太郎くんから聞いてるよ。インフィニティに戻りたいのね」
雅「はい…」
賢太郎「そのために、雅ちゃんのお父さんを説得しに行くんです」
恵里子「まあ、大丈夫だとは思うけどね」

恵里子「ところで…」
恵里子は賢太郎を部屋の外に連れ出す。
恵里子「雅ちゃんとあんりちゃんを会わせて大丈夫だったの?」
賢太郎「どういうことです?」

恵里子「ほら、雅は昔、賢太郎くんのこと大好きって言って、べったりくっついていたじゃない。千夏もそうだったけど・・・。」
賢太郎「そうでしたけど・・・。」
恵里子「それで、どうだったの?」
賢太郎「ものの見事に、泣き崩れましたよ。千夏と同じように・・・。」
恵里子「やっぱり・・・。」
賢太郎「最初は、あんりに対してちょっと敵意むき出しでしたけど・・・、今は落ち着いてるみたいですよ。」
恵里子「それは良かったよ。でもちょっと心配したんだよ。あんりちゃんが襲われなかったか。」
賢太郎「その時は、僕があんりを守りますよ。」
恵里子「それを聞いて安心した。」
賢太郎「それよりも、恵里子さんは朝食取りました?」
恵里子「あっ、わたしもまだだった・・・。」
賢太郎「それじゃあ、一緒に食べましょう。」
賢太郎と恵里子は、ダイニングに向かった。

賢太郎と恵里子が向かったときにはすでに朝食が出来ており、千夏や心らはそれぞれ思い思いのメニューを食べていた。
恵里子「美味しそうね」
心「頑張ったよ〜。エリちゃんもどうぞ」
恵里子「心も明日の料理教室、参加するでしょ?」
心「もちろん!」

雅「えっ、料理教室?」
雅の顔が輝いていた。
千夏「まさか、雅も参加したいの?」
雅「参加したい。ただし、食べる方専門で。」
雅の一言に、恵里子の一発がさく裂した。
雅「痛い〜よ〜・・・。」
千夏「久しぶりに見た、恵里子さんの雅に対する一発・・・。」
恵里子「雅、料理教室は、みんなの料理の腕を上げる為にするのだから、作らずに食べるなんて、それが許されるとでも?それに、まだあなたは、インフィニティのタレントじゃ無いし・・・。」
雅「うっ、そうでした・・・。」
すると、あんりが助け船を出した。
あんり「恵里子さん、良いじゃないですか。雅ちゃんも参加させれば・・・。」
雅「あんりさん・・・。」
恵里子は、少し悩んだ。
恵里子「仕方がないな・・・。あんりちゃんの頼みなら・・・。」
あんり「それじゃあ・・・。」
恵里子「特別よ。」
雅「あ、ありがとうございます。あんりさん、恵里子さん。」
恵里子「良いよね、賢太郎くんも。」
賢太郎「恵里子さんが決めたことですから、反対しません。」
そして、その後はみんなで朝食を進めた。

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