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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 46

確かにエネルギー弾だけなら、狭霧もかわせたろう。だが、レーザーアイの到達速度はまさに光。
左に飛ぶ体勢のまま、右肩に2条の光線を受け、そのまま床を転がった。
勢いが残っていたおかげで、エネルギー弾はかろうじて外せた。
「てめぇ!!!」
もうオレも我慢ならない。
オレはレーザーアイを、サークの両目めがけて放った!!
あやまたずオレのレーザーアイがサークを直撃!
「ぎゃあっ!」
悲鳴を上げて、両目を押さえてサークが仰け反る。
 
「どこまで耐えられるのか、死のレースがしたいようだな。ならば!!」
オレは両手を握り締め、力を込める。
 
ジャキン!!
 
オレの人差し指から小指まで4本の指の付け根から、真っ直ぐに伸びる円錐形の鋼鉄の爪が生えた!
 
「くくく・・・デビルズクローの餌食にしてやる!!」
 
オレは全速力で駆け出し、そのまま跳躍!
天井に届く直前に体の上下を入換え、天井を蹴って体をスピンさせつつサークに飛び掛る。
両腕を伸ばし、拳を握って鋼鉄の爪をサークに向け、突入した!
「食らえ!悪魔の竜巻!!!」
ビュンビュンビュン!!!!
ブジャズビャグジャ!!
高速でスピンしながら突入したオレの両手の鋼鉄の爪が、サークの肉体を突き刺し、えぐる!!!
「ゲアアアア!」
肉体を爪で抉り出されていくサークが、激しい痛みに呻き苦しむ!
だが相手はバーサーカー。
狂える戦士は痛みにもがきながらも、その獣のような瞳をオレに向けてきた。
その必殺の視線に危険なものを感じた瞬間、オレの顔はサークの両手でつかまれていた。
そして力任せにオレの顔を握りつぶそうと圧力をかけてきた。

「ぐッ・・・ガッ!?」

万力で頭を締め付けられたらこんな痛みなのだろうか。
頭蓋骨がきしみ、すさまじい痛みが一刻も早くこの場から逃げ出したい衝動に変わる。
それは壮絶な我慢比べ。
背後ではオレを援護しようと、フォリオやナナリが爪やナイフを突き立てていたが、サークは一歩も引こうとしない。
相手は目の前の敵を殺すためなら死すら恐れぬバーサーカー。
それを相手に我慢比べを挑むのは、いくら何でも無謀すぎた。

「・・・ッ!!ガアァッ!?」
「ギ・・・イッ!?」

痛みと死への恐怖に耐え切れなくなったオレは、とっさに力を込めてド手の甲から伸びたドリルを食い込ませる。
その一瞬、サークの力が弱まり、オレはすばやく脱出した。

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